上海の茶葉市場を歩いて。
上海。中国を代表するこの街には、中国中のお茶が集まってくる。
そんなお茶を求めて、今回訪れたのは上海市中心部から少し西にある『九星茶葉市場』。
上海には他に上海駅付近の大統路茶葉市場、市内中心部の天山茶葉市場などがあるが、
今回はあえて、100軒ほどの専門店が並ぶ、この九星茶葉市場へ。

地元上海人でも知らない人が多い、街はずれの問屋街にある九星茶葉市場はお茶好きにとっては有名な場所で良質の茶葉、茶器をとても安い値段で買える。ほとんどのものが市内のデパート、お茶専門店の半分以下の価格だ。もちろん茶葉にはいろいろな品質があって値段はピンキリなのだが、その最高級の茶葉でさえも、この市場では市内専門店の並みレベル茶葉とほぼ変わらないぐらいの値段で買える。

b0069430_1312573.jpgそんな僕らが今回一軒目に訪れたのはプーアール茶専門店。もともと買うつもりはなかったこのプーアール茶の予想外の美味しさと値段で買うことにした。3種類の茶を試飲して、その中でも一番美味いと感じた、4年ものの黒茶(プーアール茶は古ければ古い程、高値で売買される)。この『高山プーアール茶』は、中国国際銘茶審査会で金賞もとっているお茶。直径20cmほどのこの茶を50元(約700円)で手に入れた。
市内の専門店なら150元以上はする代物。ここでこれに巡り合えて、出だし順調。

二軒目は自分が目当ての福建省・安渓烏龍茶の専門店へ。まず最初に試飲したのは極上の『鉄観音』。鼻を近づけてみると、すごくいい匂い、そして口へ。ものすごく美味しい、言葉が出ないとは正にこのこと。渋みは全くなく、飲み干した後も口の中には烏龍茶のさわやかな芳香が漂う。中国茶のいいところは同じ茶葉で何回でも飲めるところ、飲むにしたがって味が変化する。「薄くなって、苦くなって、味が落ちる」そんなレベルでの話ではない。
次に試飲したのは『人参茶王』。ご実家が福建の茶農家である女主人のお勧めのお茶。もちろんこれも烏龍茶なのだが、こんな名前聞いた事ないし、自分は他に何十とある烏龍茶に目移りしていた。けど、このお茶を一口飲んでみると・・・、その美味しさに仰天。後味はほのかに甘い。もちろん烏龍茶の香りと味はあるのだが、それでも他とは一線隔したこのお茶。
この後もこの店で人気のある『東方美人茶』、『珍珠観音』と試飲させてもらった。それはそれで、とても美味しいのだが、ただ自分の心は、すでに鉄観音と人参茶王に惹かれ、購入を決めていた。安渓の鉄観音は「中国茶の頂点」、「鉄観音の最高傑作」、「烏龍茶の最高級品」とも言われ、値段はお茶とは思えないくらいの高値で販売されている。欲しいけど、手が出ない・・・、そんなお茶なのに、この市場では市内価格よりかなり安く、今回手に入れることができた。日本で25g、50gで売られているのと同じ値段で、この市場では500gも買うことができる。美味しいお茶をたくさん手に入れたい方には茶市場はオススメ。

三件目の店で緑茶の『龍井茶』、『碧螺春(ピーローチュン)』、『ジャスミン茶』、青茶の台湾産『高山烏龍茶』を試飲。値段交渉で頑張って、ここでは龍井茶の中でも最高級の西湖産の新茶を購入することができた。龍井茶は日本ではあまりなじみがないが、中国では一番よく飲まれている緑茶。日本茶に比べたら、渋みはないから、飲みやすいと思う人も多いかもしれないです。

一日で十数種類の素晴らしい茶を50杯以上飲んで、これ以上お茶なんていらないと思ってたのに、次の日の今日はさっそくジャスミン茶を飲んでいる、こんな自分・・・。

今日少し驚いたのが、朝起きた時の『体の気持ちよさ』。夜遅い時間に寝たにも関わらず、
気持ちよく、早い時間にすぱっと目が覚める。こんなこと自分にとってはとても珍しい。
体の中の不要物は、全て昨日中で出してしまったような心地よさ。

これからも『お茶のある生活』で元気に生きていこう。


明日、いよいよ日本に帰る。

上海、再见。
[PR]
by shuxaku | 2005-01-17 13:02 | +++ Diary +++
<< コノ地ニ、モドッテキタ人。 ファースティング。 >>