回復食一日目 (断食プログラム4日目)
1月26日(水) 

7:00 起床
7:30 健康体操
8:00 治療(カッピング・ローラーベッド・針灸)
10:00 食事(重湯、お麩の味噌汁、梅干)
12:00 陶芸
17:00 リラクゼーション(楽健法)
18:00 食事(玄米のかゆ)

b0069430_1231567.jpg今日は待ちに待った回復食初日。どんなにこの日を待ちわびていたことか。口の中に飲み物以外の固形物を入れることが出来る。といっても重湯といって玄米をおかゆ状態にして、ザルで米だけは取り除いた、残りの白い液体部分だ。一応、溶けた米は入ってるのかもしれないけど、あまり食べた気にはならない。けれど、スプーンで口の中に入れた食べ物はまさに米の味、感動の味という陳腐な表現しか思いつかないけど、本当に感動するくらいに美味かった。それを噛むようにして、ゆっくり口の中で味わう。まるで米の味を口に覚えさせているように、口の中全体で米の味を感じて。自分の周りのあちこちで「わーっ」って歓声があがっている。主観的に感じただけかもしれないけど、笑顔発生率(?)がいつもより多い気もする。けれど物事に終わりというのは絶対あって、お麩入りの味噌汁、梅干、そして重湯は自分の目の前で確実に減ってきている。
さすがに三日間なにも食べなかったから、胃が小さくなっているのだろう。食べ終わるころは久しぶりの満腹感を感じることができた。食べた量は少ないけれど、それでも多いと感じてしまうから、人間の体はおもしろく出来ている。

b0069430_188275.jpgこのやすらぎの里がある伊豆高原は芸術関係のギャラリーがとても多い場所で、観光客向けにいろいろな体験工房もある。今日僕らが向かったのは歩いて15分くらいのところにある陶芸の工房。なぜ陶芸かというと、前日に同じく断食をやっているおじさんと話をしている時、自分の玄米用の茶碗を作ったんだという話を聞いていて、なぜか「それだ!」と思ったから。単純だよな…。
陶芸は一年ちょい前に銀座の陶芸教室でビアグラスを一回作ったくらいしか経験がないド素人。今回一緒に行ったI田君も陶芸初体験。最初に若い女性の先生が簡単に作り方の説明して、そのまますぐに開始。迷いなく茶碗を作り始める。正面に座っているI田君も同じく茶碗。小さい頃から工作が好きだったから、こういう風に自分の手で作っていくのはとても楽しくて、まるで泥遊びをしてるようで童心にも戻れる。夢中になっていた。

ふとI田君に「A型ですか?」と聞かれた。「いや、B型だよ」って答えると、「その几帳面さ、A型じゃないですかー」って。そういや俺はB型なのに、たまにA型?って聞かれるな~なんてことを考えながら、気づいたら茶碗が出来ていた。I田はすでに次の灰皿に取り掛かっていた。自分は小鉢を作り始めた。結局、その後は小さな平皿を作って、終了。それにしても陶芸の代金、送料込みで2千円台というのは安かった。あとは一ヵ月半後にどういう形で自分の皿たちが届くのか、待つだけ。

お金をおろすためにそのまま二人で近くのセブンイレブンへ。入った途端、おでんの匂いが鼻の中に飛び込んできた。湯気がたった肉まんをレジで受け取っている人もいる。
この光景はあまりにも『目』に毒すぎる。お金をおろしたら、さっさと外に出てしまおう。さっき二人でそう確認しあったばかりなのに、気づいたら二人とも好奇心で弁当コーナーへ。財布の中にはお金があるのに、お腹はとてもすいてるのに、買えない…。買うことが出来ない。言葉は交わしてないのに「むなしいから、もう外に出ようよ」そんな雰囲気が二人の間に漂い、外に飛び出すように出た。

過去に断食を経験した母が言っていた。断食している時よりも、回復食の時のほうがつらいよって。少しとはいえど、胃にものを入れることで胃が活動的になりはじめるからだそうで、本当にその言葉の通りだった。腹が減った~腹が減った~、と言いながら変な鼻歌まで作っている始末。

陶芸や散歩をしてきたといえど、夕方の食事の時間までは本当に遠かった。
まちわびた食事。
食事の組み合わせは今朝のものとほぼ変わらない。ただ、重湯が少しだけおかゆに近づいた。それにごま塩を振りかけて、朝よりゆっくりかみ締めるように食べる。「噛めるよ~」そんな声が近くから聞こえてくる。状況を知らない人が見たら、とても奇妙だと思うであろうセリフたちが飛び交っている。生命たちを、いただいています。ありがとう。

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同じテーブルの中で一番早く食べ終わったT谷さんは、おかゆのために各テーブルにひとつづつ用意されているゴマ塩を食べてる。そんなにちょっとのゴマだけじゃお腹いっぱいになるわけないのに、止まらなくって物欲し気にゴマ塩をぺろりと食べ続けてるのが面白い。隣のテーブルの女の子にその事つっこまれてる。けど、T谷さんの気持ちはすっごくわかる。だって自分も真似して、ごま塩をぺろりとやってしまったぐらいだから。
明日の朝が早くこないかな、早くも食後にそんなこと思っていた。

お風呂出てからまたまた集いの場、食堂へ。そこで本を読み始める。
前日借りた『きっとよくなる』が読み終わった。
次は何を読もうかなと、書籍コーナーへ。倉本聡の『ニングルの森』を持って、
食堂のマッサージチェアの上でお茶片手に読み始める。
自分の目の前では、皆が恋愛トークで盛り上がってる。
そっちの内容が面白くて、ちっとも本の内容が頭に入ってこないや…。
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by shuxaku | 2005-02-06 12:36 | +++ Fasting +++
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