上海でのデモ行動を見て・・・
ちょうど一年前の今頃、僕は上海で生活を始めた。
言葉はたいしてわからなかったけど、異国に住む、それ自体がワクワクするようなことで、
僕は仕事の傍ら、上海大学に通い始めた。

上海に着いた次の日、勉強しようと思って、近くのファーストフードで勉強している時のことだった。まだ「おはよう」すら知らなかったし、数字も1,2,3までしか知らなかった僕は日本から持ってきた中国語の本とにらめっこしていた。その時、隣に座っていた中国人夫婦が僕に好奇心を持って話しかけてきた。けど、言っていることが全然わからない。ほんとニーハオしか知らない状態だから、かすりもしないし、すべての言葉が頭の中を通り過ぎていく。
いったいこの人は僕に向かって何を言っているのだろう、僕はそんな事を考えていた。

結局おばさんも口で言うのは断念して、そこから僕と彼らの筆談会話が始まった。漢字の大体の意味はなんとなくだがわかるのが中国語の特徴。僕も漢字を書けば、彼らになんとなくわかってもらえた。結局彼らとは打ち解けて、その後も会ったりした。
(あとでわかった事だが、その女性はとて重要なポジションにつくビジネスウーマンだった)
とにかく上海に来て24時間も経っていないのに、そんな出来事があって、僕はこの国がいっきに好きになりそうだった。

それから9ヶ月間、この中国という国で暮らして見て、いいところ、わるいところ、いろいろな部分を知った。そしてそれを寛容に受け入れる技量も自然に身についた。
そんな国を僕はとても好きになっていた。

それなのに、最近の中国ではとても哀しい事が起こっている。
問題は複雑で、キリがないから挙げないけれど、破壊行為に走っても、
そこからプラスの事態は生まれることはない。
中国に暮らす日本人、日本に暮らす中国人。
少数派は常に肩身が狭い思いで、それを耐えている。

ニュースから流れる上海のデモの風景。
そこはかつて僕が鼻歌を歌いながら自転車をこいでいた通り。
まさか上海でこんな事が起こるなんて想像もつかなかった。
ちっとも嬉しくない出来事。

まもなくアースデイ。
小さなところから、つまり友人レベルから平和を広げること、
それが今の自分に出来るひとつの行動。

今年また上海に遊びにいってみようか。
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by shuxaku | 2005-04-19 23:55 | +++ Diary +++
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