書かずにいられなかった。
木曜日、午後2時過ぎ。
暦では春だというのに、小雨ぱらつく肌寒い日だった。

昼過ぎのこの時間は一日の中でも一番忙しい時間。
出来上がった商品の出荷確認、発送準備と共に、制作も同時進行、しかも電話も多く、
まさにその時もクライアントと電話で打ち合わせ確認をしていてBUSYTIME真っ只中。

電話中の僕がいる編集室に社員のNさんが現れ、目で合図をしてきた。
そして彼女がその場で書いたメモを見ると、「○○さんが、おみそです」と書いてある。

電話中に噴出しそうになった。多分、おみえです、と書こうとしたのだろう。
そう読めなくもないが、『おみそです』と読んでしまった自分の脳みそは、笑いに耐えて
とろけそうになっていた。真剣で、なおかつ笑いが許されない環境で、耐えないといけない
笑いほどキツイものもない。

電話は長引きそうだから、また掛け直すことを伝え、あわてて○○さんが待つ受付に向かった。
向かってる途中、また『おみそです』という言葉が浮かんできたのだが、その回想が瞬間的に妄想へと変わり『おすぎです』という言葉まで思いついて、ニヤケそうな自分がいる。


待っていたのは、例のA社のN専務。先日、僕にお見合いの話を持ってきた大のお得意様。
一体何の用だろうと思いながら、近距離で向かい合わせに座ってひと通りの世間話を済ませると、手元の大きな封筒からおもむろに資料を取り出した。

その瞬間で全てを悟った。
まだ中の書類を見たわけでもないが、彼が封筒の中に手を入れた瞬間に全てがわかった。
僕にとっては初めての体験だったが・・・。

そう、まぎれもなくお見合い相手の資料だった。
この前断ったつもりだったが、それを遠慮と取られてしまったのかもしれない。
一瞬ひるんで、好奇心から相手のプロフィールをじっくり読んでしまいそうな自分もいた。
写真も2枚ほど付いていたし。

だが、同時にそういった行動を自分は取るべきでないと感じていた。
相手のプロフィールを見て、自分が気に食わないから断るのだという風に、
誤解されたくなかったから。
テーブルの上に置かれたプロフィールはほとんど見ないまま、N専務を見て、自分の今の気持ちを正直に伝えた。今の自分はまだ結婚は考えられないこと、自分がこれから背負っていくべきもののこと、現状自分が抱えている危機感のことをゆっくりおだやかな気持ちで話した。

こういった機会を頂けたことはとても感謝しているし、自分を1人の人間として認めてくれてるようで嬉しかったが、今の自分にはどうしても受け容れられない事だった。
お見合いが悪いとは全然思わないが、自分に正直に生きようと決めたからには、
そうやって生きたいから。

今の自分の周りには素晴らしい友人達がいて、職場があって、家族がいる。
こういう環境があるからこそ、自分の軸を作っていける。

昨日の自分より今日の自分は成長できたと感じられる一日を
ひとつひとつ積み重ねていこう。これからもずっと。

『一生青春、一生勉強』

夜に書く文章ってのは、なんでこんなにクサイことも書けるんだろう。
朝の自分が見たら、きっと驚くだろうに。。。
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by shuxaku | 2006-03-11 01:24 | +++ Diary +++
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