キャンピ西伊豆。
あれは間違いなく、異様な光景だったと思う。

夜10時過ぎ。西伊豆の山奥の道路の上に、横たわる大人の男女8人。総勢10人なのだが、他の2人は散歩に行ってしまっている。

夏の終わりを感じさせる涼しい風と、太陽の熱をたっぷり吸った温かい地面を体で感じ、
ぼくらは思い思いの格好で、頭上に広がる満天の星を眺めていた。

雲ひとつない空。
天の川が見え、時折流れ星がすーっと光のラインを作りだす。

周囲の光と言えば、川向こうに広がるバンガローからもれる光ぐらいで、
山の上にかかる月と、何千という星の光が目前に広がっていた。

「あっ、流れ星!」と叫ぶと、「俺も見た!」「わたしも!」という一方で、
「えっ、どこ~?」「私、一回も見てないんだけどーー!」という様々な感情が
入り混じった声が交錯する。

そこに流れるゆったりした時間と空間が、皆を解放的にさせていたのかな、と思う。
だって、車が来たら、皆一斉に轢かれるし、一応理性があるであろう社会人が轢かれても文句が言えないような路上の上で寝ないでしょ、普通は。


9月の2,3日と土日にかけて、1泊2日のスケジュールでこのキャンプ企画をしたのが、この前の富士登山の時。それから、いろいろな場所を検討した結果、富士五湖と西伊豆で最後まで悩んだが、最終的には西伊豆に決めた。

集まったメンバーは、この前の富士山メンバーに、大学の同級生、フリマ友達、旅友達、妹の友達という男5人女5人の総勢10人。関東のメンバーが主体だが、なかには当日福岡から飛行機で飛んできたメンバーもいれば、大阪から東京出張終了後に参加したメンバー、とかなりボーダーレスな感じ。

その日初めて会った友人同士なのにもかかわらず、晩御飯を協力して作るその雰囲気はすごく良かった。
普通のBBQだけじゃ何だか物足りないからと、一気にパエリア、ダッチオーブン料理、燻製まで手を広げてチャレンジ。燻製はちょっと苦戦したけど、自分がやりたいと思ってた料理が全てうまい具合に事が運んだのには皆に感謝です。

『自分が頑張って、他の人に美味しいものを食べてもらう』ってのは、レストランとかホームパーティーでやればいいけど、アウトドアで作る料理はそういう事じゃなくて、皆でわいわい作るから面白いし、新たな発見がある。

正直な話、僕はダッチオーブン用の炭火を起こして、ちょっとフォローしたくらいで、ほとんど仕事してないです(笑)

けど、やっぱり何かすることで新しい発見があるし、今回初めてキャンプしたっていう人らに優先的にいろいろ経験して欲しくて、それが「ありがとう」という形で返ってくると、とても嬉しいよね。

そして、ここで得た知恵やハッピー、エキサイト、パワフルな感じを広めていったら、
直接的ではないにしろ、まわりにも素敵な環境が広がっていくんじゃないかって。

まあ、何だか偉そうなこと書いてるけど、実際は誰かが目の前の七輪で焼いたカール(お菓子の)に手を伸ばし、ウマいと叫んでる、ただの阿呆ですが・・・。

まあとにかく、2日連続シュノーケルつけて、海で泳いだり、皆で作った美味しいゴハン食べたり、夜散歩したり、本当に楽しいキャンピでした。自分史上3本の指に入るくらい楽しかった。

みなありがとう。また来年も行こう。
そして、今回来れなかった、誘えなかったメンバーも呼んで、またおもろいことやろう。
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by shuxaku | 2006-09-04 23:35 | +++ Outdoor +++
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