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海辺のほろ酔いキャンプ@式根島 ~Part1~
(前回の続きから・・・)

そう、波乱の旅のはじまりはじまり。

僕らも周りにならって、テントを建て、その中で3人一夜を過ごすことにした。
まずは、荷物を整理して、やっと一息つけたところで、プレミアムビールで乾杯。

そして、明日に備えて、早く寝ようということで、早速寝袋にもぐりこむ。


そう、気づくと、僕の目の前はこの映像のような世界に一変していた。
フライシートが飛ばされそうになっていたのを、ぎりぎりで救い上げ、再度寝る。

強風のため、テントが持ち上がりそうになっている。
大の大人3人が寝ているにもかかわらず・・・。

それからも、しばらくは暴風という名の揺りカゴの中で眠っていたが、外も明るくなってきたので、起きることにした。この時点でも、風の強さは弱まるどころか、さらに強くなってきていた。

フェリーが最初の停泊地、大島に着いたのに合わせて、僕らはテントをたたみ、室内廊下に移動することにした。なんという、快適さだ。単なる「廊下」でさえ、こうも思わせるのだから、すごい。

そしていくつかの島を通過して、いよいよ式根島へ。
僕らの誰もが待ち望んだ瞬間がいよいよやってきた。

ついに島上陸。
けど、のんびりもしていられない。
フェリーにいたキャンパーらしき人々は、式根島のひとつしかないキャンプ場(この時期)に向かって、われ先にと足を進める。全ての人が、少しでもいいテントサイトを確保するために。

けど、ここは僕らの強みを発揮。
キャンプ場まで1キロほどあるのだが、自転車でひとっ走りして、小走りの他キャンパーを追い越し、あっという間に先頭チェックイン(笑) 
まあ、島特有の急傾斜坂道のお陰で、いきなり大汗かいたけど・・・。

ここのテントサイトは完全無料。それだけに、場所が重要なんだけど、一番いいところは、前の日以前から来ていたキャンパーに取られていたから、残った場所の中でいいサイト地をなんとか確保。

それから続々と集まってくるキャンパーで、あっという間に人口密度高いキャンプ場に様変わり。

僕らはブランチを作るべく、テントを建ててから、早速地元の商店へ買出し。
他キャンパーからのお裾分けや、自分たちの作ったご飯でお腹一杯になった後は、自由行動。3人が3人とも自転車でそれぞれの方向へサイクリング。
足元には今年初のビーチサンダルをつっかけて・・・。

皆あまり寝てないはずなのに、それでもこのアクティブに動いていく感じがなんだかいい。

心配していた天気もどこ吹く風といった具合で、南国っぽい青空に。


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僕らのテントサイト脇に、大きな石を3人で運んできて、リビングスペースを作った。
おかげで、かなり居住性がアップ。

しかし、食前酒を飲んだ後の力仕事だったため、異様なハイテンションで夜突入(笑)
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by shuxaku | 2008-05-13 00:46 | +++ Outdoor +++
海辺のほろ酔いキャンプ@式根島 ~プロローグ~
旅のはじまりは、いつでもワクワクする。
さらにそれが、「船旅」という非日常なスタートからはじまると、
期待度もぐっと高まってくる。

けど、今回のスタートは初っ端から、冷や汗ものだった。
金曜夜、東京・竹芝発、伊豆諸島方面へのフェリーに、僕は間に合わなかっのだ。
仕事が予想以上に長引いたからせいでもあるけど、そんな理由で旅を放棄もしたくなかった。

フェリーは東京を出た後、横浜に一度寄港するから、それになんとか間に合うように行くしかない。

僕は渋るタクシー運転手に頼み込んで、自転車が入った大きな輪行袋をトランクに詰め込み、稲毛駅まで向かった。
それから自転車を担ぎ、駅の階段を走り、やってきた快速電車に滑り込むように飛び乗った。あと30秒到着が遅ければ、今回の旅は架空の話で終っていたかもしれない、そんな緊迫感の中で、僕はの旅は始まった。

けど、まだ安心はできない。

横浜という土地に馴染みがない自分にとって、横浜の大桟橋という場所は遠い存在だった。一番最寄駅の関内駅からフェリー乗り場まで徒歩15分、桜木町駅からはタクシーで5分。
フェリーが横浜を出港するのは、23:30。僕が横浜に着いたのが、23:10。

まだ僕は横浜駅にいるのに、出港するまで、わずか20分しかない。

僕に残された方法は2つだけだった。
桜木町駅からタクシーに乗る方法、または関内駅から自転車で向かう方法。

桜木町からタクシーで行けば、楽だが、自転車を持っていることを理由に拒否される可能性もある。それに、今日は小雨ぱらつく金曜日の夜だ。タクシー乗り場は混んでいるのではないか、5分ほどの近距離のために、タクシーも長い列作って待っている訳ではないだろう。

だからといって、関内駅から自転車で行く方法も戸惑っていた。タイヤ等をはずして、輪行袋に入れた自転車を取り出して、組み立てて、時間内に迷わずにいけるか。。。

横浜までの向かう電車の中で、僕は旅のはじまりとは思えないような
葛藤を繰り返していた。

けど今思うと、この波乱に満ちたスタートが、今回のキャンプの行く末を示唆していたのかもしれないと僕は思った。

結局、僕は自転車で行く方法を選んだ。
関内駅改札をSUICAでスルーすると、僕は自分でも驚く位のスピードで自転車を組み立てた。
そして、東方向の港へ向かって、僕はエメラルドグリーンのビアンキを走らせた。

この時の僕にとっては、赤信号も青信号も、意味のないネオンと化していた。

100mダッシュ並みの、無酸素運動で、僕はペダルを漕ぎ続けた。
フェリー乗り場が見えてきた。最後の上り坂を、スピードが落ちぬよう、
必死で前へ前へと走らせる。

昔、自分がまだ高校生の頃。必死に駅まで走って、駅の階段を駆け上って、乗ろうとしていた電車に、目の前3mのところで、無情にもドアが閉まり、電車が走り出したことがあった。そんなシーンが頭の中をよぎった。

がむしゃら。
この時の僕は、この言葉しか知らぬ動物のように、心の中で祈りながら、フェリー乗り場までなんとかこぎつけた。改札通過してから、自転車組み立て含めて、フェリー乗り場まで、5分かからなかった。
「着いた」と思う間もなく、自転車を降りると、まず背負っていた55Lのカリマーのザックを下ろした。僕を待っていた友人がほっとしたような顔で待合室から出迎えてくれた。
それから、噴出す汗の中、僕はタイヤとブレーキワイヤーをはずし、輪行袋に自転車を入れた。

なんとか間に合った。これで、旅が出来る。
僕は自分が祈っていたものに感謝した。

フェリー到着のアナウンスが流れ、僕ら男3人はフェリー乗り場へ向かう。
霧雨の中、みなとみらいのネオンが幻想的に光り、そのネオンを消すように大きく近づいてくるフェリー。甲板には見知らぬ多くの旅人が僕らを出迎えてくれているようだった。
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そして、その甲板にいる人の多さと、甲板の上に見えるテントらしきものに目を疑いながら、僕らはフェリーに乗り込んだ。

「難民船だ」僕は乗った瞬間に、そう思った。

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そこら中にレジャーシートが敷かれ、気だるそうに横になる者、車座になって酒のイッキコールで騒ぐ者、自分たちの砦を築くテント群、ミノムシのように青い毛布に包まる者、一種のカオス的な雰囲気が漂っていた。僕らは30分ほどフェリー内を歩き回って、やっと自分たち分のスペースを確保することができた。「2等席なし」という僕らのチケットに書かれた文字が持つ意味は、自分が予想していた以上に、予想を超えたところにあるのだと理解した。

僕らの波乱に満ちた式根島キャンプ旅はこうしてはじまった。
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by shuxaku | 2008-05-06 23:21 | +++ Outdoor +++
釣りバカにつけるクスリなし。
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先週末も釣り行ってしまいました(笑)
こんなにたくさん釣り行ったのは、大学3年の時以来かな。

当時は高知市に住んでいたこともあって、ちょっと行けば海で、
多いときは1週間に8回釣りに行っていた。ほんとに、アホのレベル。

さすがに今は大切は仕事があるから、行けるとしてもせいぜい週末くらいなのだが、
それでも毎週末行くかどうかくらいの勢いで行ってると思う。

最近狙っているのは、アジ。もしくはクロダイ。
アジ狙いだと、サバも釣れるし、運がよければ、ソウダガツオやイナダも釣れる。
堤防からあんなに大きな青魚が釣れるなんて、南房総の海、最高といつもながら思う。

将来、海と山のそばの暖かい場所で、自給自足的な生活しながら、人が集まるスペースを作りたいと思ってるから、その場所探しも兼ねている感じ。

最近は特に魚料理に凝っていることもあり、自分で釣ってきた魚をいろんな方法で料理するのが、週末の楽しみにもなっている。海でのんびり、釣って楽しい、調理して新たな発見、食べて美味しい、しばらくやめられない病気にかかったようです(笑)

来年は『釣った魚で干物を作っちゃおう』ツアー!ワークショップでもやろうかな、
なんて妄想し始める始末。

先週末は、妹と釣ったサバ、アジを竜田揚げ、クロダイを刺身に。
最近は、この魚釣りブームが周りにも広がって、ますます止められなくなりそう・・・。
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by shuxaku | 2007-10-30 23:34 | +++ Outdoor +++
秋の千葉を楽しむ、ホームパーティ。
先週末は本当にいい時間だった。
あまりの楽しさで、時間が猛ダッシュしてるんじゃないか、そう思えるほどあっという間に過ぎ去っていった。

土曜日・・・
千葉・佐倉の実家に友人たちを招いてホームパーティ。
その後、歩いて印旛沼のほとりで、花火大会鑑賞。
それから、車で10分ほどの僕の部屋(佐倉の隣の四街道)で、マル秘映像上映会。
また実家に戻って、皆でお泊まり。

日曜日・・・
南房総で、またも海釣り(笑)

こんな感じのスケジュールだった。

毎回のことながら、ホームパーティをやる前日は準備に追われて大忙し。
いつもなら、掃除と料理だけでも手一杯なのに、今回は映像の編集も同時に進行しながらで、遊びのくせして前代未聞のてんやわんや。

ゴハンも何作ろうかといろいろ悩んだ挙句、僕はこれを作ることにした。

・ひよこ豆のラタトゥイユ
・ホウボウのカルパッチョ・バルサミコ仕立て
・自家製カボスを使ったアジのカルパッチョ
・大根のソテー
・石焼いも (ちゃんと黒石を使って)
・アボガドと生ハムの前菜
・自家製バジルのブルスケッタ

時間があったら、イワシと自家製バジルのオーガニックパスタ

・・・なんだか、横文字ばかりで、相当気取ってる感じでした(笑)

(Saporosoというバルサミコは美味しいので、オススメです)

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土曜は朝6時から大忙しで、ラタトゥイユ作って、8時には姫路から夜行バスで遊びに来た友達を迎えに行って、10時にはフランスパンとアジ・ホウボウを買いに行って、11時から魚の下ごしらえをして、友達にも料理を手伝わせ(笑)、12時半過ぎに実家へ移動。
実家では、妹と母親がテーブルに美味そうなゴハンを並べ終わったところで、なんだか豪華な食卓に。

続々と友人たちが集まってきた。

ちゃーんと作るものリストをメモしていたけど、ゲストの友人たちの手土産代わりの素敵な手料理たちで、テーブルはかなり食べ物密度が高い。。。
予想以上のゴハンで、今回は予定の半分くらいしか作らなかったですが・・・(笑)
逆に、皆の料理が見るからに気合が入っているものばかりで、なんだかすごく嬉しかった。しかもすごいのが、どれもほんとにうまい。

昼間から美味しいもん食べて、シャンパンとプレミアムモルツを飲んで、その合間に2階でこっそりと映像編集。という、よくわからない行動でうろちょろしていた自分。

気づいたらあっという間に花火の時間に。

それから、皆でのんびり1時間ほど歩いて印旛沼のほとりに到着。
田んぼの中の農道にずーっと立ち並ぶ屋台が、なんとも不思議な雰囲気。姫路から遊びに来ていたHが「この景色を見れただけでも、千葉までやってきてよかった」と言ったのには笑ってしまったけど、本当に自分が今まで生きてきた中ではじめて目にする味ある風景だった。
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ここの花火は初めて見たけど、予想以上に良かった。周りは全部畑だから、花火も笑っちゃうくらい見渡せるし。この花火の感動は言葉で伝えられないけど、一つだけいえるのは皆で土手に並んで座って眺めた光景はずっと忘れないと思う。
あの寒さも・・・(笑)

それから実家に戻って、食べものと飲み物をたくさん車に積み込んで、車三台で3キロ離れた僕の住む部屋へ移動。11人も入ったら、部屋は暑くなるかなと思ったけど、相変わらず通気性がよい僕の部屋はだいぶ涼しげ・・・。

乾杯の後は、いよいよマル秘映像の上映会。
プロジェクターと100インチのモニターで特別演出してみました(笑)
予想通りの歓声に、心の中でガッツポーズ。
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内容は過去のキャンプイベントの映像だったけど、盛り上がってくれて嬉しかったです。
途中、ダッチオーブンの中に黒石を入れて作った『石焼じゃがバター』を配給し、僕は一番後ろに座ってシャンパンを飲みつつ、映像を眺めながらも、ひとりこっそりとノートPCでサプライズ用の映像編集。

『さっき見てきた花火が、もう一度モニターで映し出されたらおもしろいかも』

キャンプ映像の後に、この映像を続けて、上映しようと思いついたのは、花火からの帰り道。たまたまデジカメのオマケ機能的なビデオ機能で撮ったムービーでしかないが、やってみようと思いついて、やっちゃいました(笑)


皆とキャンプ映像見ながらも、誰にも知られないようにドキドキの20分で編集したこの映像を期間限定でUPします。

秋の夜長、あなたの心に届け、千葉の花火(笑)

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by shuxaku | 2007-10-22 23:48 | +++ Outdoor +++
釣りキャンプ~夕陽に向かってキャスト
10月のとある週末。
南房総・勝浦で釣りキャンプしてきた。今回のメンバーは8人。
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もともとは朝霧JAMでキャンプする予定だったのだが、チケットが人数分確保できなかったので、「裏」朝霧ということで、千葉の海辺の町にてキャンプ遂行。

昼前に勝浦港で釣り始めて、いきなり初心者の一人Yちゃんが20cmくらいのシマアジのヒット。
それ続けとつり始めるが、なかなか調子が出ない。。。

周りの釣り人らも、ポツポツとハゼが釣れてる程度で、あんまりいい状態ではなさそう。

僕にとってはこの場所で釣るのは2回目だけど、直感的にだんだん釣れる気がしなくなっていた。場所を変えた方が良さそうだな・・・。

そんな時、地元のおじちゃん情報で、同じ港内の別ポイントを視察。
別の場所で釣りを始めると、やっと釣れそうな雰囲気が漂い始めた。

午後2時過ぎ、やっと僕の仕掛けにマアジがヒットするようになってきた。
他のメンバーも、キスやハゼを釣り上げている。

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この場所では、ちょうど正面に夕陽が沈むのが眺められる。
オレンジ色の太陽をぼんやり眺めながら、のんびり釣り。
といいたいところだが、高い人口密度のせいで、そんなにものんびりできなかったけど、
夕陽が沈んだ頃、皆でキャンプ場「しあわせの丘リゾート」に向かった。

キャンプ場に着いた頃は真っ暗。
真っ暗だったけど、周りのテントサイトからのオレンジ色の光が心地いい。
存分に遊んできた後は、皆で仕事を手分けをしながら、テント、タープの設営、そして晩御飯の支度。

僕はテント、タープの設営が終った後、水場で今日釣ってきた魚の下ごしらえ。
小さいから揚げサイズの魚が30匹程度、これが今日の釣果だった。

この日のメンバー、すごく段取りがいいことに驚き。
あっという間に、晩御飯が出来上がった。

この日の晩ゴハンメニューは・・・

・焼きおにぎり
・豚汁
・焼き芋(ダッチオーブン)
・小魚のからあげ(ダッチオーブン)
・シマアジの刺身

ランタンの灯火の周りで、皆、とにかく笑いながら、夢中で食べまくりました。
そう、「食べまくり」という言葉が一番しっくりくるぐらいの勢いで、誰も席にも座らず、
若干「前のめり」で食べて、全員が豚汁をお代わりして・・・(笑)
体にも、心にも、美味しいいいディナータイム。

ゴハンの後。イスを芝生の上に持ち出して、夜空を見上げると、すっごい数の星が瞬いている。
千葉の空もこんなにも綺麗なんだと素直に感動。天の川も、流れ星も、すごい・・・。

翌日に備え、夜12時には寝ることにした。
テントの中で、Yとまったりと語りつつも、気づいたらあっという間に寝てました。

翌朝、「ムカデだ!!」と叫ぶ隣のテントサイトからの子供の声で、目が覚めた。
僕らが寝ているテントから5mくらいのところだろう。

朝の第一声が「ムカデ」から始まった。(笑)
声の感じからして、男の子が3人くらい遊んでるところ、ムカデを発見したらしい。

「このムカデ、ちょーでかい!」 (マジかよ)
「こいつ、ペットボトルより長いよ」 (えぇっ?そんなに?)
「ムカデに刺されたら、死ぬんだって」 (そんなことはないでしょ・・・)
「オレ、昔2メートルくらいのムカデ見たときあるよ」 (んな、おおげさな!?)
「こいつペットボトルの中に入れようぜ」 (今どきの子にしては、やるね~)
「うわー、すごい踊ってる」 (それは、もがいてるんでしょ)
「このペットボトル、お母さんのところにこっそり持っていこうよ」 (お母さん、大変だ・・)

数十秒後、お母さんの悲鳴が聞こえて、僕は子供たちに「でかした!」と心の中でエールを送る(笑)
外は明るいけど、今何時なんだろう・・・、携帯の時計を見ると、朝5時半過ぎ。
子供は元気だねぇ。。。

テントから外に出て、イスに座って、朝の空気を思いっきり吸う。
少し肌寒いの気温だけど、空は青く澄んでる。
また今日もいい日がはじまりそうだ。
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(写真は、朝ごはんを調達するために立ち寄った勝浦名物の朝市)

秋は、アウトドアで過ごすには、やっぱり最適な時間だと思う。
真夏も好きだけど、この季節は陽の光も、風もすごくやさしくて好きな季節だ。
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by shuxaku | 2007-10-14 22:15 | +++ Outdoor +++
西伊豆キャンプ~青い海と22人

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バンガローの入口前に置かれた、たくさんのビーチサンダルを見て、
僕はなんだか妙に嬉しくなった。

「あぁ、今は夏なんだ・・・」と。

普通の人には、この感情わからないかもしれないが、ビーチサンダル好きの自分としては、それが最高に微笑ましい光景に思えた。

去年に引き続き、西伊豆でキャンプをやろうと7月に思い立ってから、迎えた9月最初の週末。
僕らは西伊豆の雲見オートキャンプ場にいた。当初は15人程度で見込んでいたのだが、同級生、旅友達、畑友達、兄弟、さらにその彼らが、その友達を呼ぶという感じで、予想以上の人が集まり、結果的に22人のメンバーが揃った。

車5台で西伊豆までやってきて、午後は海で遊び、夜は人気のあるキャンプ場の最も標高が高いエリアを自分らで占拠したような状態で、ランタンや焚き火の明かりの周りで飲み物片手に語っていた。

この日の晩ゴハンは、パエリア、3つのダッチオーブンで作った真鯛の塩釜、ローストチキン&ベジタブル、グラタン、ミネストローネ・・・など、アウトドアにしてはちょっと豪華なメニューたち。いや、アウトドアだからこそできる、豪華なゴハンだと思う。

皆が、笑いながらおしゃべりしながらも、手分けして、一緒に火起こししたり、野菜切ったり、タープ設営やテーブルを準備している様は、すごくいいなと思った。

けど、やっぱり楽しみはゴハンを食べること。
いうまでもなくね・・・(笑)

出来立ての鍋を開けて、蒸気がもわっとたちのぼる。
するとそれが合図のように、その鍋の前に腹を空かせたピラニアたちがギラギラと目を輝かせて、マイ箸とマイ皿を持って待機しているその姿、僕はその動物的な姿が結構好きだったりする。(笑)
僕が作ったゴハンということで、僕が一番最初に手をつけようとするよりも早く、いたる方向から箸を持った手が伸びてきて、「うまっ」という声があがるときは嬉しくもあり、悔しくもある(笑)

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この日、僕が寝たのは午前2時過ぎだった。ランタンの柔らかい光の周りで、寝ずに残っている者たちだけでおしゃべりしてたのだが、この時間は本当にゆったりできるいい時間で、キャンプならではのいい時間だと思う。
風も涼しく、すごく気持ちよかった。

天気予報では翌朝雨だったはずなのに、眩しいくらいの青空。
「なんとか晴れてくれ」という思いが強かっただけに、すごく嬉しい気分で豪華な朝ゴハンを食べ、皆で秘密のビーチへ。

ここ西伊豆は本州で一番透明度の高い海があるといわれるのだが、その西伊豆の中でもトップクラスの透明度を誇るヒリゾ浜に匹敵するといわれる千貫門へ。この千貫門の海岸に行くためには15分程山道を歩いていかないといけないのだが、山道の途中から見える海の透明度の凄さには誰もが「すげー!」と叫ぶことマチガイなしのところ。
10m底まではっきりみえるし、数え切れないくらいの回遊魚にも出会える。

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100mくらい沖まで泳いで渡れる大岩からの飛び込みは高さ7、8mくらいあり、
調子にのって2回飛んだが、これは結構怖かった。。。(笑)


その後はとある小さな漁港町で遅めの昼ごはんを食べて、帰途につきました。
ちょっとセレブでしょ・・・(笑)
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伊豆名物の高足ガニ。甘くて、すごく美味かった。。。
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~ 過去の西伊豆キャンプ ~
2005年9月 西伊豆キャンプ   ※関連写真
2006年9月 西伊豆キャンプ   
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by shuxaku | 2007-09-05 00:06 | +++ Outdoor +++
千葉の海をゆらゆらと。
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最近、デジカメを買った。
前々から、いいデジカメはないかと探していたけど、自分の中の条件を満たすカメラになかなか出会えないでいた。

描写は一眼レフ並みで、だけどポケットにも入るコンパクトなカメラ。
そして、マニュアル操作や絞り優先操作もでき、ありふれた4:3の縦横比以外で、広角で、明るいレンズを持っていること。

一番理想に近いのが、リコーのGR DIGITALだった。プロも愛用しているコンパクトカメラだけど、機能の部分で自分には「あともう一歩」便利な機能が欲しかった。

そんな自分の気持ちを察してくれたかのように、現われたカメラ。リコーのGX100。
自分が求めている条件のほぼをクリアしたカメラです。

日曜日、洗濯を終えた頃。
このカメラを持って、ちょっとした旅に出ることにしました。

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千葉県のスキューバ、シュノーケルポイントとして一番アクセスしやすい『明鐘岬』
シュノーケル道具を持っていったので、ここでしばらく泳いだり、岩の上で寝そべったり、
のんびり。
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人を刺すアンドンクラゲの群れがいたので、そそくさと避難・・・(笑)
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崖のすぐ上には、粋なカフェ。
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いつかここのベンチに座って、海に沈む夕陽を眺めてみたいなぁって思う。
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場所を検見川に移しての夕陽。
晩御飯は幕張で友達と食べる約束をしていたので、それまでここでぼんやり夕陽を眺める。カイトサーフィン、ウインドサーフィンの人がたくさん。
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向こうに見える東京のビル郡よりも、高く飛ぶ彼ら。
風が強かった今日は、特に滞空時間が長いように思えた。
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それにしてもこれだけの人がやっていて、よくカイトがからまないなぁ。
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千葉の海を旅した1日。
考えることが多い1日だった。

また、明日から、頑張ろう。
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by shuxaku | 2007-08-26 23:53 | +++ Outdoor +++
夏、あやうく露出狂になるところだった。。。
(前回の続きから)

午後八時。キャンプ場を出発した僕らは、自転車で盆踊りの開催場所に向かっていた。
中心部は車止めるところないくらい混むだろうという予想の通り、駐車場はどこも満車状態で、僕らはチャリンコに浴衣という格好で商店街を通っていた。

自転車のハンドルからサドルにかけて、横に棒があるタイプの自転車に乗っている僕ら2人。浴衣の下半身部分が左右に分かれているという、あまりにも滑稽な格好だったけど、夜風が気持ちよくて・・・。(笑)


祭りの会場は、日々変わるらしいが、この日は普通の路地で150mくらいの長さ。
そこで、2重の細長い円形で輪になって、音楽にあわせて時計回りに踊ったり、その逆だったり、かなり人々との距離が近い盆踊りだった。

音楽の種類は全部で10種類、昼の練習会で習ったのは2種類だけだったけど、残りは周りの人の見よう見真似でやるしかない。
慣れない下駄を履いてるけど、この下駄も郡上踊りにとっては大切なアイテムのひとつ。
幅4m程の細い路地に、下駄の音と生演奏の音が響き渡っていて、なんともいい気分だった。

郡上踊りは見る踊りじゃなくて、誰でも一緒に踊る踊りだと言われるけど、多分踊っている人の7割くらいは観光客じゃないかな・・・と思いました。皆が浴衣を着て、踊るってなかなかないだけに、それがすごく良かった。

踊りはじめてしばらく経った頃、若い女性に「お兄さん、帯ほどけてますよ・・・」って言われた時はあせりましたが・・・。
まぁ、危ないところでした(笑)

夜11時。踊りが終った。
足は下駄のせいで痛く、体中が汗だらけだったけど、達成感で一杯だった。
こんな熱い盆踊りは、初めてだった。

路上に止めていた自転車に乗り込み、それからまたキャンプ場に向かった。
またビールを飲んで、シャワーを浴びて、気づいたらテントの中で寝てました。
友達のYは、俺がテントの中にいるのを知らず、外のイスで俺を待ちながら、そのまま寝てたみたいですが(笑)


翌朝7時過ぎ。太陽のせいで、テント内が早くもサウナになりそうな暑さだった。
飛び出るように、テントの外に出て、イスに座りながらぼんやりお茶を飲んでいた。友達もすぐに起き出してきたので、早速火をおこしてからスタート。
友達がダッチオーブンでご飯を炊いたものを、焼おにぎりにして、おかずに、ししゃもと餃子を焼いて・・・、という朝にしては風変わりな朝ごはんを食べたけど
これがむちゃくちゃ美味いのが、アウトドアのすごいところ。

うまい、うまいと言いながらご飯をあっという間にたいらげて、それからまたしばらく近所の子供とジャンベで遊んだり、お茶飲みながら、友達やキャンプ場のオーナーとおしゃべりしたり、かなりゆるい空気の中で、たくさんのリフレッシュ空間を楽しんでました。

昼ごろ、キャンプ場で出会った皆で記念写真を撮って、
僕らはキャンプ場を後にして関東に戻ってきました。


夏って、ほんといい季節だなって思う。
郡上八幡で見た、入道雲は忘れないように心の隅にそっと置いておきます。
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by shuxaku | 2007-08-25 23:35 | +++ Outdoor +++
日本の夏。男二人、浴衣でキャンプ。
郡上八幡の盆踊りを知ったのは「b*p」という雑誌がきっかけだった。
日本で一番長い盆踊り。夏の間は32夜に渡って開催され、クライマックスのお盆の時期は、「徹夜おどり」といって夕方過ぎから朝方まで踊りが繰り広げられる。
この期間中、この水の都、郡上八幡の町中に「カラン、コロン」と下駄の音が響き渡って・・。たしか、こんなくだりだったと思う、それを読んで僕は心が躍った。


行きたいと思ったけど、それはいつかの夏・・・と思っていたところに、友人から郡上八幡に行かない??の電話。余裕で、0.5秒後には「おーっ、行くよ」と答えていた。


岐阜の多治見で40.9度と日本最高気温が記録された翌日の深夜。
僕は友達と車で岐阜に向かった。途中、仮眠しながらも、翌朝8時には郡上八幡の町に入り、そのまま今夜の宿泊地となる、山の上にある『郡上八幡レインボーオートキャンプ場』へ。
そう、今回は盆踊りだけじゃなくて、キャンプも同時に楽しんでしまおう!しかも安く!という感じだったので、車の中は、テント、タープ、寝袋、マット、炭、ダッチオーブン、焚き火台、テーブル、ランタン、イス、クーラーBOX、ジャンベ、自転車2台と2人キャンプにしてはかなりの大荷物。僕の7人乗りのオデッセイの2列目以降は全部荷物というくらいの量だった。

早めにチェックインして、テントの設営を始める。朝だというのに、かなり強烈な日差しで、早くも汗だく。汗だくで、ペグを地中に打ち付けてるところへ、「わらび~もち。ひんや~りと、冷た~くて、お~いしい~よ」とキャンパー狙いの軽トラがやってきた。
こんなの初めて聞いたよ。。。(笑)
(ケータイで写真&ビデオ撮影しました)
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木陰に囲まれた自分らの基地が整ったところで、地元のスーパーに買い物へ。今日の昼、晩御飯、明日の朝ごはんとなどの食材とたくさんのビールを買い込み、テントサイトに戻り、乾杯。水のように、ビールが体に入ってくる。
昼からは「盆踊りの練習会」に出る予定だったので、それまで寝ようと思った。昨晩の睡眠時間は30分ほどだけだったので、相当眠い。
ご飯食べ終わった後、テントサイトに入った。
ん~、・・ここは、サウナですか??
テント内にいるだけで汗が噴出してくる。しょうがないので、近くの水道でバシャバシャ頭中を洗って、ひとときの涼を楽しむ
それから暑いテント内で1時間ぐらい軽い睡眠を取ってから、チャリンコに乗って、町中まで盆踊りの練習に行くことにした。

キャンプ場から町中までは、ひたすら下り坂。
これじゃ、帰りの上り坂が思いやられるなと、友達と笑いながら、15分くらいの間、自転車にまたがりながら、真夏の生ぬるい風を体全身に浴び続けた。

街についたけど、タイミングがずれて、踊りの練習会まで時間を持て余すことになったので、付近を散策することにした。若者が橋の上から川に飛び込むのを眺めたり、小川沿いの道を歩いたり、下駄を買ったり・・・。やっぱり圧巻だったのは、有名な橋上からの飛び込みだ。その高さ12m。建物にすると、5階からの高さで、僕が高知・鏡川のお化け岩から川に飛び込んだ高さの2倍ちょっとはある。
橋の中央部分には立て看板があり、「昨日14日だけで、4件の事故が発生しています。川への飛び込みは、個人の責任で行ってください」とある・・・。体感的には、以前のバンジーを彷彿させるかのような高さで、もう僕は絶対やりたくないと思った(笑)

1時間のあっという間の踊り練習会を終えて、桃のカキ氷を食べて、僕らはキャンプ地に戻ることにした。悪夢の時間が始まったと思った(笑)そして神津島の坂道と一緒じゃんと思いながら、えんえんと続く坂道を上る。『自転車を降りて、地に足をつけたら、自分に負けだ!』という思いがあったので、とにかく足を下ろすことなく、がむしゃらにこぎ続ける。途中、追い抜かしていくドライブ中の車の助手席からは、涼しい顔をした女性が半分笑いながら、憐れみの顔で僕らを振り向いて、あっという間の速さで遠ざかっていく。

地面からゆらゆらと熱気が立ち上る中、何が楽しくて、時速4キロほどのスピードでこんなにもふらふらしながら漕ぎ続けているんだろうって思ったけど、実はそれは最高の瞬間を迎えるための必要なプロセスだったんだと思った。
テントにゴールしてからクーラーBOXから取り出した、冷えたスーパードライ。
乾杯。「ぷは~~~っ、やばすぎる!これ」
あっという間に1缶を飲み終え、2缶目でようやく、人心地ついた。
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ビールを飲みながら、夕飯を準備のため、火をおこし始めた。焚き火台を使って、そこにダッチオーブンを載せて、料理するわけだが、この焚き火台は焚き火が禁止されている場所でも、コンクリートの上でも、焚き火が出来るからお気に入りのアイテムのひとつ。
僕は野菜と鶏肉のローストを作り、友達は石焼ビビンバを作り始める。
僕は料理が出来るまで、ジャンベの練習をすることにした。
1フレーズ叩いたところで、まわりのテントから「何事が起こったんだ」と言わんばかりに注目を浴びてしまった。予想以上に音が大きいし、近所迷惑になるから、止めておこうと思い、ジャンベを横においた。すると、キャンプ場のオーナーがやってきて、怒られるかと思ったら、逆にもっとやってくれ、と言われてしまった(笑)それから調子のって叩いていると、ご近所のファミリーキャンパーの子供たちが集まり始めて、興味深げに僕らのサイトを取り巻き始めた。

「叩いてみる??」そう声かけると、4,5歳くらいの女の子2人がジャンベを面白がって叩き始めた。僕も先月にジャンベ始めたばかりで、教えられる身分ではないけど、ちょこっとNHK教育番組風だった(笑)

つかの間だったけど、子供たちと遊ぶのは久々だったし、すごく新鮮で楽しかった。
珍しい楽器に興味を持って、純粋に体の思うままに叩く。そして楽しそうにニコニコ、そしてギャハハと笑う、なんて純粋無垢なんだろうって、逆に何かを教えられた気がした。

夕方6時。ご飯が出来上がった。
ミンミンゼミとヒグラシの鳴き声に囲まれながら、草っぱらの上に広げた、テーブルで食べるゴハンの美味しいことといったらない。風も涼しくなり、ビールがすすむ、すすむ。

ご飯を食べ終わった頃、火の後始末だけして、僕らは祭りに行くことにした。
キャンプ場から、浴衣と下駄を持って、お祭りへ。

今宵も楽しい晩がはじまる。そんな予感がする夏の夕暮れだった。
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by shuxaku | 2007-08-23 00:13 | +++ Outdoor +++
標高3000m、そこは神がいる場所
日本第二の高峰、南アルプス・北岳。
正午頃、僕ら11人は標高3000m付近の山小屋に到着した。
山小屋は古くて薄暗かったけれど、僕はそこに外の世界にはない人間の温かさを感じた。
壁一枚隔てた外の世界はといえば、台風並みの強風と濃い霧で、完全にグレー一色の世界。気温も真冬並みの寒さだった。
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< 写真は山小屋付近のテントサイト>
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b0069430_22372425.jpgこの日、僕らは早朝から山に登り始めていた。前日、皆仕事終ってから2台の車でここに深夜2時過ぎに来て、2時間ほどの仮眠を取っただけなので、皆が軽く睡眠不足の状態。

朝4時過ぎ、雨が降りそうな天気だったが、なんとか持ちこたえてくれと、空に祈った。その思いが通じたのか、この日は小雨がぱらつくことがたまにある程度で済んだ。どんよりとした雲が太陽の熱を遮り、代わりに涼しい風が僕らの背中を押してくれて、登山はすばらしく順調だった。今もなお雪が残るところや小川を越えて、周囲に樹木がなくなってきた頃、上に行くにつれて強い風が吹き始めた。





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そして、半端じゃないくらいの強風が吹き始め、気温もぐっと下がったように思った。周りは霧で、視界も良くない。先頭を歩いていた僕が振り返ると、後ろにいる10人のうち、5人くらいまでしか認識することができないくらいだった。
酸素も心なしか薄くなっているような気がした。

それから山小屋に着くまでは、皆がフードを被り、着ているジャケットがバタバタと風にあおられながらも、一歩、また一歩と上を目指して歩き続けた。
急な岩場では、両手を使って、急傾斜をよじ登っていく。もし、歩いている尾根の登山路を1mでも横に踏み外そうものなら、一気に南アルプスの深い谷へと吸い込まれることになる。
そういう現実に直面したせいか、ここは簡単に死ぬことができる世界だとひとり思いにふけながらも、まだ死にたくはない、死んでたまるかと思った。
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山小屋には午後3時に着く予定だったが、昼頃には着いた。一人当たりのスペースは幅70cm程度だったが、富士山の山小屋に比べたら、ずっとマシだと思った。就寝時間までたっぷり時間があったし、皆それぞれが思い思いに時間を過ごしていた。寝るもの、何かを食べているもの、ストーブの周りで語るもの、僕は友人と「これから」について熱いトークを交わしていた。
夕飯は持ってきた鍋でご飯を炊いて(ストーブの火を借りて・・・)、カレーを食べた。
みんなで丸くなって食べるカレーは格別に美味かった。

ご飯が食べ終わった頃、窓からの光が強くなり、薄暗い山小屋の部屋が一瞬明るくなった。
カメラを持って、山小屋から外に出ると、さっきまで薄暗いグレー一色だった世界が明るさを帯びていた。実際はまだ雲に囲まれていたが、そこから一瞬、雲の隙間から夕陽の光が見えたのを僕は逃さなかった。明日、ご来光が望めるくらい晴れるかわからないけど、これはきっといい兆しなんだと思った。
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翌朝(深夜)3時半に起きて、僕らはご来光の瞬間を山頂で迎えるべく、登りはじめた
そして、僕は不思議に思った。
昨日の暴風がウソなんじゃないかと思うくらいに無風で、東の空も晴れている。
昨日の状況からすると、想像できないくらいに、全てが好転していた。

登り始めて30分ちょっとした頃、僕らは無事に山頂に立った。
11人全員が、無事に頂上に到着。手と手をハイタッチで交わす瞬間、
皆の顔には達成感と喜びであふれていたように思える。

そしてその5分後。
皆の顔を赤く照らすように、日の出がはじまった。

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最高の気分だった。充実感でいっぱいだった。
ゆっくり上りはじめた赤い光を眺めながら、僕はあまりにも出来すぎているこの展開に、そこにある大きな何かを感じた。

のぼりゆく太陽の横には富士山が見えた。
ちょうど一年前の同じ頃も、富士山の頂上でご来光を眺めていたのを、
特別な想いで思い返していた。もう、あれから1年が経ったんだと。

しばらくして、僕らは下山することにした。
富士山の単調な下山路に比べたら、標高ごとに変わっていく植生を眺めたりできて楽しいなと思っていた。途中までは・・・。
予想以上の、容赦ない下山路。木の根っこに足を置いて、ジャンプして飛び降りたり、木の梯子を下って降りたり・・・。

正直言って、こんな辛いとは思わなかった。
行きのコースでは、高齢者の登山同好会らしきグループもたくさん見かけたが、こちらのコースにはそういうグループは一切見かけなかった。登山部の学生らしき若者ばかりで、
とことんストイックなコースだと思った。
何度、パラグライダーで下山できたら・・・と考えただろうか。
個人的には富士山よりしんどかった・・・。

そして、登山行く前日に見た、ある方のブログの記事を思い出した。
そこには、本からの引用が紹介してあった。
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山に入るということは

母の胎内にもどる 胎児にもどる ということなのだよ

そして 胞衣(えな)をつけて山を下り もう一度産まれなおす

つまり 生きながらにして 生まれ変わる行なのさ

そうやって再生をくり返しながら 自分自身を高みへと昇らせる



母の懐で 自分を完成させてゆく そのために まず神妙に

しかし勇気をもって 自分のヤブから一歩踏み出すのだ

全体を知るために

全体に近づくために

(Sさん、文章をお借りしました)
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この日の出来事は、あまりにもすごすぎて夢だったんじゃないかと思えるほどだけど、今なお足に残っている筋肉痛が夢でも幻でもなく、現実に起こったことなんだと静かに教えてくれる。

そして最後に思った。
山で体験した感動を、文章にしようとしても、あまりにも難しくて、自分の文章能力では表現できない。だから無理してでも、書こうと思った。言葉を越える、感動に出会ったら、その感動を書き記すことはあきらめて、今の自分に書けることだけを書こうと。
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by shuxaku | 2007-08-09 22:15 | +++ Outdoor +++