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Before Holiday ・・・
いよいよ明日から連休に入る。
休める人も多いだろうけど、逆に稼ぎ時で休みを取れない人も多いと思う。
僕はそのどちらかというと、前者に入るだろう。
大口の仕事はうまい具合に今日で全て完了した。

本当ならどこか遠いところへ旅したいところだが、まとまった時間が取れるわけでもないから、
中途半端にどこかに出かけたいと思う気持ちばかりが募る。

休みの間にやりたいと思っていることはたくさんある。
今は、釣りだったり、買い物だったり、飲みとかの予定があるから、それ以外の時間に
アジア直輸入雑貨のフリマ準備、写真サークル[self market]ブログ、会社の営業ブログなど、それと並行していろいろなプロジェクトの形を進めていこうと思っている。

昔、僕が学生だったころは将来の夢は?って聞かれても即答はできなかった。
やりたいことが漠然とあるだけで、頭の中でもいろいろなものがやもやと浮遊していた。

だけど、そういうものがひとつひとつクリアになってきている。
答えは簡単だった。
そういうものは全て趣味など含めて、自分が本当に好きなこと。
そしてそれに意義を感じて、人間と関わっていくことができる。
それが自分のやりたかったこと。

いつかわからないけれど、自分が死ぬ間際に後悔だけはしたくないから。

過去ももちろん大切。それは自分が辿ってきた軌跡なんだから当たり前なんだけど、
過去の栄光にしがみつくのではなく、常に前へ前へ行き続けて生きたい。

そして忙しい、忙しいを言い訳に、自分で勝手に自分のキャパを
狭くしてしまうのもやめて、明るく前へ。

立ち止まってもいいから、太陽の下をゆっくり、そしてしっかり歩んでいこう。
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by shuxaku | 2005-04-28 21:46 | +++ Diary +++
上海スリル
あの出来事からもうすぐで1年経とうとしている。
あれは5月の終わり頃で、上海での生活もだいぶ慣れてきた頃のこと。

その日、僕は愛用しているニコンの一眼レフを持って、南京路をぶらぶらしていた。この南京路というのは上海で最も人が集まるエリアで、面白い被写体はないかとキョロキョロしていた。いつも通り、怪しい2人組のオネエサマが色目を使って近寄ってくる。
『俺は今忙しいし、簡単に騙される観光客でもないんだ』という合図を目で送り、
腕を振り払って、そばを通り過ぎる。上海でもこんな事やっぱりあるんだと最初は驚いたが、
もうすっかり慣れっこだった。

僕の目的地は外灘(ワイタン)といって、これまた上海でトップレベルの観光地。
蘇州河のほとりにあって、対岸のアジア随一のテレビ塔や様々な高層ビルを拝むことができ、夜景がきれいなところでもある。

ワイタンまであと100mというところで、フィルムを買うためにカメラ専門店に立ち寄った。
そこで僕は希望のフィルムを言うが、コダックしかないと言われた。
その時だった。たまた隣にいたオジサンが、この店にはそんなフィルム置いてないよと英語で話しかけてきた。このオヤジ見た目は胡散くさいけど、SONYのビデオカメラ持ってる。。。
中国でこれを持っているということは、ある程度の所得があるということだ。英語も話せるし、なんか海外取引の仕事でもしているんだろうか。いろいろな思いをめぐらす僕を見て、「君はこれからどこへ行くんだ?」と聞いてきた。
「ワイタン」と答えると、「おお、そうか。俺も一緒だよ。途中まで一緒に行こう」ということになって彼と肩を並べて、ワイタンへ向かった。彼の話では、仕事は航海士で今はたまたま上海の故郷に戻ってきていて、また2日後には外洋に出ないといけないのだそうだ。通りで、英語が上手いわけだし、ビデオカメラを持っているのもうなづけた。
今は奥さんが家で待っているんだけど、上海の夜景が好きだから、ついつい撮りに来ちゃうんだ。けど、あと1時間したら、門限で帰らなきゃいけないんだよ。

「ぷっ・・」
言っていることが、あまりに顔に似合わず、僕は思わず吹き出すところだった。

「スリが多いから気をつけろよ」とか「あの物乞いは雇われでやっているんだ」とか「あのあたりのビルは全部日本の企業のものだ」。
ワイタンで一緒に写真を撮りながら、彼はいろいろな事を教えてくれる。
けど、彼のまわすビデオカメラはお世辞にも上手いとは言えず、僕は苦笑。
口ばっかり動かさないで、ちゃんと撮るなら撮りなよ。
思わず心の中で、そう言ってみる。

彼が言う撮影ベストポイントであるワイタンの南端からの景色を撮り終えた時、「少しお茶でも飲もうか」と提案してきた。聞いた話でお茶ネタの詐欺が多いことは知っていたし、僕は彼の事を信用していたわけでもないから、全然断ることはできた。けれどこの胡散くさいオヤジへの興味、そして好奇心旺盛な性格が「行こうぜ」と心の中で囁いた。
なんか危険な場所そうだったら、その前に逃げればいいさという気楽さもあった。

そこから1分ほど歩いた着いた場所は喫茶店でもなく、レストランでもない、一軒の茶葉屋だった。中に入ると奥に大きなテーブルが一卓あり、その周りに僕らは腰掛けた。
へぇ~、本場の人たちはこういうところでもお茶を飲むんだ、と感心して、目の前で繰り広げられる中国茶道に釘付けだった。そこのおばちゃんやお姉さんも明るい人らで、とても和やかな雰囲気で美味しいお茶をたらふく飲んだ。

1時間くらいして、さてお金を払って帰ろうとしたら、飲んだ分のお金はいらないと言う。けど、それじゃ悪いから、お金払うよ!と僕が言うと、飲んだ分のお金はいらないから、茶葉を買っていってと彼女らは言った。美味しいお茶だし、少しくらいなら買ってもいいかと思い、金額を尋ねてみた。
「んっ」聞き間違えたと思った。もう一度聞いても800元という。なんで50gの茶葉が日本円にして一万円以上なんだよ!もうちょっと安いのはないの?って聞いたときだった。

背中に嫌な気配を感じた。表の扉は閉められ、いつの間にか5人組の男に囲まれている。
「まずい・・・・。」
こういうことだったのか、その瞬間全てを察知した。
5人組の男は相変わらず無言のまま。やがて一人の男が財布を出せと言ってきた。
ここで大人しくサイフを出しても良かったが、何だかそのまま従うのがシャクだった。
サイフを出しても、普段大金を持ち歩かないようにしているから、その中には200元(3千円)足らずしかない。けど、気分的にこの200元すらも取られたくない。
喧嘩になったら相手が5人だから状況はかなり厳しい。戦わないで別の方法を取ろうと思った。

僕はイチかバチかで、サイフの代わりに名刺入れをポケットから出した。
そしてその中を見せて、今はお金を持っていないんだ、ただクレジットカードならある、
そう彼らに告げた。彼らはお互いの顔を見合い、早口で何かをしゃべっている。
僕はそこで、「近くのコンビニでこのクレジットカードを使ってお金に換えることができる。日本のクレジットカードはいろいろできるんだ」と畳み掛けた。
「ただこのカードを使ってお金を引き出すには自分が行かなければいけないから、一緒に君らも来い!その代わり男が5人も日本人1人を囲っていたら怪しまれるぞ」

やけっぱちになって、そういうセリフをはいた。全てがデマカセだが、状況を今よりは良くするしかない。結局彼らは相談しあって、2人が僕の後についてきた。
5人が2人になった。

ここからどうやって、逃げ出すか。
真夜中の上海の裏路地を歩きながら、僕は顔を動かないようにして、目をきょろきょろ動かした。通行人が何人かいる。
よし逃げるなら今だ。
「よしっ!」
わーって彼らは追いかけてくる。僕はそんな彼らにわかるように、カードを落とした。彼らはそのカードを拾うために立ち止まった。

そこから僕は路地をぐちゃぐちゃに曲がって、出来るだけ遠くに遠くに走りに走って、ちょうどやってたタクシーに飛び乗った。彼らの姿は見えない。
「ふーーっ」危なかった。ほんとに安堵のため息が出た。
そして僕は思わず笑いがこぼれた。
彼らのために落としたカード、それは日本のレンタルビデオの会員カード。
彼らが拾っても、何の値打ちもない。(笑)

タクシーの中で思わずガッツポーズ。冷や汗かいたけど、ちょっとしたネタになる話。
後日、その事を中国人の先生に話したら、おもしろいから、それを中国語の作文にしなさいって。銭老师、それを中国語で書く宿題の方がよっぽど、つらかったよ。
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by shuxaku | 2005-04-25 22:52 | +++ Travel +++
春の夜
今日の夕方、会社の中の建物を移動中、隣のテニスコートから聞こえる音に、

僕は思わず足を止めた。遠くのほうで車のクラクションが鳴っているのが聞こえる。

クラクションの音がやむと、あたりはまたしーんと静かになった。

やっぱりそうだ、まぎれもないカエルの鳴き声。


途端に懐かしい感情があふれてきた。なぜだかわからない。

予想もしていなかった。

カエルの鳴き声が聞こえるなんて。

それも一匹だけでない、相当たくさんのカエルが鳴いている。

こんな春先にカエルって鳴くっけ?そんな事を考えながら空を見上げた。

思えば、何年ぶりに聞いただろう。

去年の今頃は上海にいたし、その前の年は杉並で一人暮らししていた。

すっかり忘れていた、日本の音。


いつもは夕日で赤く染まる空も、今日は厚い雲で覆われて、かすかに夕方の光を

感じる事ができるくらい。いつ雨が降ってきてもおかしくない、そんな天気。


人は様々な感覚を持っている。その中でも聴覚と嗅覚は、ふと目の前に現れた景色を
違ったものに変えてくれる。少なくとも僕はそう思っている。

目の前にあるものを見ているようで、見ていない。
見ているのは、記憶の中にある情景。

こんなセンチメンタルな気分になるなんて、どうかしてる。


なんの脈絡もないんだけど、昔読んだ、宮本輝の『春の夢』の蜥蜴を思い出した。

そんな春の夜。
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by shuxaku | 2005-04-21 23:12 | +++ Season +++
上海でのデモ行動を見て・・・
ちょうど一年前の今頃、僕は上海で生活を始めた。
言葉はたいしてわからなかったけど、異国に住む、それ自体がワクワクするようなことで、
僕は仕事の傍ら、上海大学に通い始めた。

上海に着いた次の日、勉強しようと思って、近くのファーストフードで勉強している時のことだった。まだ「おはよう」すら知らなかったし、数字も1,2,3までしか知らなかった僕は日本から持ってきた中国語の本とにらめっこしていた。その時、隣に座っていた中国人夫婦が僕に好奇心を持って話しかけてきた。けど、言っていることが全然わからない。ほんとニーハオしか知らない状態だから、かすりもしないし、すべての言葉が頭の中を通り過ぎていく。
いったいこの人は僕に向かって何を言っているのだろう、僕はそんな事を考えていた。

結局おばさんも口で言うのは断念して、そこから僕と彼らの筆談会話が始まった。漢字の大体の意味はなんとなくだがわかるのが中国語の特徴。僕も漢字を書けば、彼らになんとなくわかってもらえた。結局彼らとは打ち解けて、その後も会ったりした。
(あとでわかった事だが、その女性はとて重要なポジションにつくビジネスウーマンだった)
とにかく上海に来て24時間も経っていないのに、そんな出来事があって、僕はこの国がいっきに好きになりそうだった。

それから9ヶ月間、この中国という国で暮らして見て、いいところ、わるいところ、いろいろな部分を知った。そしてそれを寛容に受け入れる技量も自然に身についた。
そんな国を僕はとても好きになっていた。

それなのに、最近の中国ではとても哀しい事が起こっている。
問題は複雑で、キリがないから挙げないけれど、破壊行為に走っても、
そこからプラスの事態は生まれることはない。
中国に暮らす日本人、日本に暮らす中国人。
少数派は常に肩身が狭い思いで、それを耐えている。

ニュースから流れる上海のデモの風景。
そこはかつて僕が鼻歌を歌いながら自転車をこいでいた通り。
まさか上海でこんな事が起こるなんて想像もつかなかった。
ちっとも嬉しくない出来事。

まもなくアースデイ。
小さなところから、つまり友人レベルから平和を広げること、
それが今の自分に出来るひとつの行動。

今年また上海に遊びにいってみようか。
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by shuxaku | 2005-04-19 23:55 | +++ Diary +++
小川の土手に座りながら
ブログを更新しなきゃしなきゃと思いつつも、あっという間に2週間が経ってしまった。
この間には三重県に出かけたり、桜を見にいったり、ご飯を食べに行ったり、魚を捕りに行ったり、そして3日連続でホームセンターに行ったり・・・。(笑)
こうやって書くとあんまり仕事をしてないようだけど、今月に入って大口受注が相次ぎ、嬉しい悲鳴の状態。連休前ということもあってか、駆け込みの仕事が多く、短納期のものばかり。

ちょうど一週間前の土曜日。
会社のHPリニューアル、印刷物デザインの打ち合わせを終えて、会社近くの小川に自転車を走らせた。先に妹がバケツ、網、ビンドウを持って魚捕りをしている。
このビンドウというのは魚を捕る仕掛けで、ペットボトルを改造して作る。10数年ぶりにこの仕掛けを作っている時から頭の中は空想状態で、胸がワクワク。


b0069430_2332538.jpgこの川は上手繰川といって、とても小さな川。幅も2mくらいのものだ。水質レベルのワースト常連の印旛沼に注ぐ川のひとつで、水質もあまりよくない。そして地元の人でもその名前を知らないくらいマイナーな川。けど、この小さな川は僕に、このブログOryzias*cafeを作るきっかけを与えてくれた。



この時季にこの川のほとりを歩くと、とても穏やか気持ちになれる。人の手によって作られた里山の風景。コンクリートの護岸が施されていない川の土手は菜の花で溢れかえり、散歩している人たちの目を楽しませてくれる。
小さいときに、たくさん魚を捕まえた仕掛けで、この川では初挑戦。
結果的に捕れたのは、スジエビという小さなエビばかり。それとヨシノボリというハゼ科の魚。
クチボソやモロコといった魚はたくさん見えるけど、狙っていたメダカは捕れなかった。
もうこの川には住んでないのじゃないか、とも考えてしまった。
昔はきっとたくさんいただろうけど、水質の悪化に伴いその数を減らし、絶滅危惧種までに指定されてしまった。

b0069430_23342024.jpg
仕掛けを投入している間は妹と話したり、草の上で寝そべって本を読んだり。物珍しいのか、いろいろな人がバケツを覗き込んだり、話しかけてくる。上海にいるときから夢見ていた日本の里川での魚捕り&魚の飼育。ひとつ小さな夢が実現した。






ついでに、ふと気になって思わず撮ってしまった『タンポポハーレム』


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by shuxaku | 2005-04-15 23:37 | +++ Outdoor +++
心は写真に
3月31日。仕事少し早く終わらせて銀座のリクルートビルに向かった。
理由は、そのビルの地下にあるガーディアンガーデンで開かれている写真の『ひとつぼ展』の公開第二次審査会に参加するため。

10分ほど遅れていくと、会場では入賞者によるプレゼンが始まっていた。
計10人の入賞者のプレゼンの後、審査員による審査会。
目の前でプロの写真家たちが写真の批評、審査をしている。こういうのは初めてだから、
その意見のひとつひとつがすごくためになる。

自分がいいと思った作品と審査員がいいという写真は必ずも一致しない。自分の見る目が甘いってこともあるだろうけど、それは個人的な主観も大きく存在していると思う。(いまのところ・・・)

見事グランプリを受賞した作品を撮った人はプレゼンテーションも一番上手だったし、
作品にも力があった。
こういうところに来ると「表現」へのモチベーションがすごく高まる。

帰りの電車の中で、携帯にメールが来た。
写真サークルのメンバーからで、これも写真が絡んだとてもおもしろいプロジェクトが進行している。自分も少なからず関係しているので、楽しくやってみたいと思う。
期待しているプロジェクトのひとつ。

自分はカメラを始めて5年。今のカメラは幕張プリンスホテルでバイトしている時、最初にもらった給料で買ったニコンのマニュアル一眼レフ。
この三月、初めて公募展というものに写真を出してみた。自分の写真に対して客観的にどういう判断が下されるのか気になって。
そして昨日、日本写真協会から来た一通の封筒を開けて見ると、そこには『入選』の文字。
5月末から6月中旬にかけて、新宿のギャラリーで自分の作品も展示される予定だそう。
表彰式にも参加できる。
初めて出した写真がそういう形で評価されたことは嬉しい。
ただ、その反面、自分がいいと思った作品はそこまででしかなかった、というのは真実。
嬉しい気持ち、悔しい気持ちが入り混じった複雑な心の中。

まあ、この結果を素直に受け止めて、これからも楽しく写真を撮り続けていこう。
出会うもの全てにありがとう、その気持ちだけは忘れないでいられるように・・・。
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by shuxaku | 2005-04-01 21:32 | +++ Favorite +++