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そうやって夜は更けていく
この一週間は仕事の合間を縫いくぐって友達にもいろいろ会った。
彼らに共通しているのは、すべて「映像」。

木曜日、高知大学時代の同級生に会った。卒業した後、関東に来た人間は多くないから大学の同級生に会うのは久しぶりだった。彼はフジTV系の制作会社で働いていて、ADという仕事柄、時間も不規則で、休みもなかなか自分とは合わず、会ったのは3年ぶりくらいになる。
夜8時に西船橋の駅で待ち合わせして、そのまま駅前の居酒屋へ。
僕らはともに、国際系の学科なのに、映像系で働いている。学生の頃は、そんな話は全くしたことがなかったのに、映像編集の事とか話をしているのが新鮮。
そんな彼が大学卒業後やってきた仕事を来月でやめるという。

理由は『夢をあきらめらきれないから』
ワーキングホリデーでドイツにサッカー留学に行くのだそう。今も仕事の合間に時間を見つけてサッカーはやっているものの、なかなかボールに触れる機会がなくて、次第にフラストレーションがたまってくるのだそうだ。ここまで来ると、本当にすごいと思う。どうしても諦めきれないサッカーへの道、アグレッシブにチャレンジしていく彼を応援していたい。
そんな彼とのプロジェクト、同窓会でビデオカメラ持ち込んで、
それで特別記念映像作っちゃおう!夢は思いつきから現実へ。

そして土曜日、バンタンの映像クラスの同窓会。といっても、もともとそんなに人数が多いクラスじゃなかったから、集まったのは先生を含めた女性3人と男2人の計5人。
渋谷のビルの3Fにあるこじんまりしたダイニングバー。白壁で、天井が低く、ソファもあって、照明の感じもちょうどいい、雰囲気のあるお店。そんなお店で僕らは1年ぶりに再会した。
まずは近況報告、仕事をやめていたり、変わっていたり、変化はいろいろあるけれど、
なんだかんだ言ってみんな映像に関わることをやっていた。先生は相変わらず、クラブ、ライブ、様々なイベントでVJとして精力的活躍していて、これから新しいジャンルに殴りこみをかけていきそうだ。
もちろん生徒だった僕らも負けてはいられない。映像制作だったり、編集だったり、映像と関わっていく状況の中で、熱い夢を持っているメンバーたち。
「皆でなんか企画してやりたいね」
そんな話、学生の頃はしていなかったけど、やっぱり今こうやって話ができるのはすごくいい。
それぞれが自分の目指す事をやって、その上でスクラムを組めるのならいいものが出来る。

その後行ったダーツバーでチーム分けして、かなり熱いバトル。
その様子はビデオで撮影したんだけど、今日改めてその映像みたら、
自分の声がなんか酔っ払ってるぞ、とか思いながら皆のヤンチャさに思わず苦笑。
午前2時、こんな時間にも関わらず人が溢れる渋谷の街で握手をして、
それぞれ帰途についた。
(といっても、僕だけはもちろん終電は終わってるから、ネットカフェへ)


今週は友人だけでなく、仕事を通して若手の映像職人に会った。弱冠24歳ながら、素晴らしい映像を作っている。DVD制作で依頼された内容はバンドのPVだったが、周りの人らがたくさん登場して、ダンス、衣装、演出、そこで一つのアートが出来上がっている。人とのつながり『縁』、というものを感じる事が出来る、感動を与える映像だった。名古屋からわざわざ出向いてきた彼と、仕事を通じて出会えた。多くは語らない彼だけど、映像から大切な事を教わった。

人を含めたあらゆるものとの出会いや縁ってとても偶然で、けど結果的には必然な事ばかり。
そこには感動や驚きがあって、「それを共有したい」、「他の人にもこの思いを伝えたい」、
「この感動を忘れたくない」そんな思いが映像や写真へと自分をかきたてていく。
もちろんそれは映像だけではない、人が生きていく上で生まれる「あらゆる表現」において、
そういうものは含まれているのだろう。

人と出会い、つながっていく上での『和』と『輪』、これがあらゆるパワーの源になりそうだ。
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by shuxaku | 2005-05-29 23:54 | +++ Life +++
地元のコミュニティに参加してみて
五月晴れとまではいかないが、外で過ごすにはちょうどいい日曜日のAM10時。

僕は下り坂でスピードに乗っていた自転車にゆっくりとブレーキをかけた。
台地と台地の間の谷部分に広がる水田、そしてそのほぼ中央を流れる手繰川の橋の上で
僕はゆっくり自転車をとめた。

橋のすぐ脇に自転車を立てかけ、少しドキドキしながら周りを見回した。
自動車数台が橋付近の道端に止まっていて、談笑している人たちがいる。
「おはようございます」
僕はその輪に近づいて、挨拶をした。

今日は地元のグループ『四街道メダカの会』の生態調査の日。
内容は集合場所となったこの手繰川で、そこに棲んでいる生き物たちを調査するのだ。
この前個人的に来たときはヨシノボリというハゼ科の魚とスジエビばかりだったから、
どんな魚が取れるのか当日を楽しみにしていた。

『四街道メダカの会』
僕がこのグループの事を知ったのは去年の夏、上海の部屋でインターネットをしているとき
だった。偶然たどりついたサイトではあったが、絶滅危惧種となったメダカをシンボル的存在において、メダカをはじめとしてその周辺生物、環境から問題を見直し、地元密着の自然保護、コミュニティを形成している、その考え方が僕の考えていた事とピタリと合致した。
そして。地元にもこういう団体があるのかと驚き、嬉しくなったのを覚えている。

このブログを作ったキッカケ、そこにつながる部分もあると思う。
その四街道メダカの会の方とコンタクトをとって、晴れて今回初参加となった。

簡単に自己紹介を終えて、今日の調査方法についてのお話。
捕獲方法は網と前日から仕掛けてあるトラップで、ポイントごとに魚の種類と数を確認する。
2,3人ずつのグループに分かれて、調査スタート。

いや~結果的に言うと、童心に帰ったようで、本当に楽しい時間だった。
僕らがやったところは、昨日から仕掛けていたトラップより、手持ち網での捕獲の方が好調で
ヨシノボリやドジョウ、エビ、ザリガニは本当によく捕れて、網の中の生き物を水槽に移し変える作業でほんとに行ったり来たりの忙しさ。大の大人が川の中に入って網を持って、魚とりをしているから、犬の散歩やサイクリングで通りがかった人たちが物珍しげに近づいて、水槽の中をのぞいていく。「この川にもこんなに魚がいるなんて、嬉しいですね」
そう言って行く人がいたが、まさにその通り。
こんなにたくさんの魚がいるとは思わなかったから僕も嬉しい驚きだった。

気づいたらあっという間に終了時刻が近づいていた。
そして今日の奇跡は、魚を種類別にカウントしている時に起きた。

「メダカだ!」
僕らがカウントしているすぐ脇で今日初のメダカが獲れたのだ。
四街道メダカの会も、この手繰川では初めての捕獲、初の生息確認だそう。
メダカによく似た「カダヤシ」やホームセンターなどで売られている「ヒメダカ」とは違う、
日本在来の絶滅危惧されているメダカがこの川にもいたのだ。
オス2匹、メス2匹の計4匹のメダカが確認された。

最後に今日捕獲した全ての生き物を放流して、結果発表。
メダカ、オイカワは今回この川での初捕獲成功。
魚の全体総数も一度落ち込んだ去年より増えてきている兆しがあるとのこと。

今日集まったメンバーのほとんどは50~60代の男性で、僕が最年少の参加だそう。
「若い人に参加してもらえると嬉しい」という声が印象的だった。

生態調査だけでなく、地元小学生とのビオトープや畑作り、メダカの里親制度、ゴミの不法投棄の問題など、今の日本に必要な自然保護、地域コミュニティの形成といったグループの活動に参加できたことで、いろいろなことを学んでいけるチャンスがある。
これからも定期的に参加して、熱い夢を持つ、素晴らしい人々と出会っていきたい。
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by shuxaku | 2005-05-23 22:27 | +++ Life +++
未来の虹の下で笑えるように
仕事で新しい企画がいろいろと進行しようとしている。
ますます忙しくなってきたけど、とてもいい調子。
いい時間を過ごしていると実感している今日この頃。

僕の会社は10人程度の小さな会社ということもあって個人的にやることも幅広い。
電話応対、見積書作成、受注発注管理などの営業事務的な部分から制作、企画、編集、
そして海外取引の窓口もやっているから、メール&電話&書類作成&確認作業で
あっという間に時間が過ぎ去る。

先週の土曜日に『デザインフェスタ』、昨日は『ビジネスショウ』という
東京ビッグサイトで開催されたイベントに顔を出して触発された部分も大きい。
そして、そこでのきっかけ、出会いが新規企画につながっていきそうな気配。

『一冊の手帳で夢はかなう』の著者でもある熊谷氏が社長を務めるIT企業・GMOの
担当者から電話があって、今月から新しいタイプの広告でお世話になることになった。
自分が感銘を受けた社長の会社と少なからずつながっているのは嬉しいものだ。

7月に台湾で開催されるイベントに招待され、台湾行きもほぼ決まって、
増えつつある台湾の取引先も一気に訪問できる。



いろいろな芽がこれからの季節にきれいな花を咲かせられるように、
ますます頑張らなくちゃって思う。

以前、渋谷に本社を構えるイケイケのベンチャー企業で働いていた。
その時は暗闇の中を彷徨うような思いに、とらわれる事が結構あった。
そこで働いているときに比べて、仕事が楽しいと思えるようになった今は
とても恵まれているのだと思う。

最近つくづく思う。
仕事でのライバルはたくさん存在している。自分と同業の会社の社長が東大卒の自分と同じ年齢と知ったときは、驚き、そして負けられないという思いも強くなった。
けど、なんだかんだ言って一番の敵は、自分の中に棲む『甘い誘惑くん』。
こいつだけは何とか、こらしめてやらなきゃ(笑)

一昨日、仕事の休憩がてら、夕方外に出た。
大雨が降った後だったが、空中の雲がオレンジ色に輝き、東の空に虹が出ていた。
昔なら、ふと旅に出たいと衝動的に思っただろうけど、あんまりそんな思いにはならなかった。
なんでだろう。
少しずつ、自分が知らないところで、自分も変わっているのだろうか・・・。
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by shuxaku | 2005-05-20 23:55 | +++ Life +++
ネパール料理屋へ
今日は予定では、Be good cafeのイベントに行くつもりだったのだが、
急に舞い込んできた、明日納品しなければいけない仕事をやっていた。

それが終わったのが夕方。
その時間から代官山に行けなくもないが、あまり時間もないので、今回はあきらめることにした。けど、せっかくの休みだからどこかに行きたい・・・。

b0069430_1443441.jpgふと思いついたのが、千葉・幕張にあるネパール&チベット料理屋Jay Nepal


去年チベットに行く前にいろいろネットで情報を調べている時に、たまたま見つけたヒマラヤ国のレストラン。せっかくだし、この機会だし行ってみようと思い、実家にいた妹を誘ってみた。

妹は今就職活動中の大学生で、去年シンガポール留学中に出会ったネパール人の彼と遠距離恋愛中。自分と同じように、一眼レフを持って独りでアジアを放浪するような妹だから、わりとそこら辺は似ている。

ジャイネパールの店内は独特のインテリアで装飾されて、チベットで見たものにも近く、
胸がワクワク状態。妹はといったら、店員のネパール人と話したくてウズウズといった様子。

間もなくして、外国人ファミリーがやってきた。店員とも仲良く話している。きっと常連なのだろう。

それを見ていた、僕らの隣に座っていた老夫婦の旦那さんが彼らに英語で話しかけ、会話をしはじめた。会話の内容からすると、その外国人ファミリーのうち1人はスポーツ選手のよう。
明日から広島に行くと言っている。
呆れ顔した老夫婦の奥さんによると彼は千葉ロッテの野球選手らしい。
「どうりで・・・」

けど僕はあまり野球見ないし、ミーハーでもないから、そのまま妹と話をしていた。チベット、インド、ネパール、パキスタン、そのあたりの旅の話をしていた。
その話の内容に引っかかるキーワードがあったらしく、隣の老夫婦が話しかけてきた。

聞いてみると旦那さんは今から約50年前にカラコルムやヒマラヤ遠征登山をしていたらしく、そのあたりに詳しい人で、今は日本登山協会の副会長をやっている人だそう。その奥さんもとても気品があり、丁寧で、感じがよい人だった。僕らはすっかり意気投合して、長いこと話していた。
名前とアドレス交換をして彼らは帰っていった。

その後は、ジャイネパールのオーナーともいろいろな話をする機会に恵まれた。
河口慧海やダライラマ、ネパールの話から雑貨の話まで。
最後はまた名前と連絡先交換。
戦時中、スパイとしてモンゴル人に扮してチベットに潜入した野元さんという方や
ネパールの有名歌手もこの店にやって来るそうだ。

人との出会いって本当に不思議だなぁと思う。
行きたかった代官山のイベントには行けなかったけど、今日も素敵な人たちに出会えた。
これだけで十分だ。

もらったパワーで明日からの人生も熱く生きていこう。
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by shuxaku | 2005-05-15 23:35 | +++ Diary +++
サイレントブルーの時に
「サイレントブルー」と呼ばれる時間帯がある。

誰が作った言葉かは知らない。

まだ夜の闇が白みきっていない薄暗い朝方の時間。

街ではネオンが消え、飲み屋の営業も終わる。

やたらと新聞配達のバイクの音だけが響く、静かな静かなひととき。

見慣れたはずの街の風景も、その時間に外に出てみると、いつもと違う方向に

空のグラデーションをみることができる。

そして

ひんやりとして、しめりけを帯びた新しい空気を吸うと、

小さな幸せと、自分だけがかみしめているという優越感を感じる。

普段の朝がそんなに早くはない僕は、こんな朝を感じて、いつもの社会に入っていくと

なんだか人一倍得した気分になれる。
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by shuxaku | 2005-05-09 23:53 | +++ Season +++
人に出会うこと
月によって、人に多く会う月とそうじゃない月がある。

こんな事あんまり考えたことないが、今月はいろいろな人と会って行こうと決めた。

人と会って、話をする。

そんなシンプルなことでも、自分が抱えている問題や壁ってものを乗り越えるヒントを
みつけることが出来たりする。

いくら慣れ親しんだ友人でも、会うたびに、なんかしらの変化がある。
それが、やっぱり生きているってこと。

もちろん、変わってねーよとか、まだ明かりを求めて彷徨っていたり、いろいろな状況が
そこには存在するのだけど、僕らは限りのある時の中で生きていることは変わりない。


今月はいろいろなイベントに参加する予定で、
そのイベントの中で、このブログに関係ありそうなのは、
[Begood cafe Tokyo vol.77]ってイベント。
内容はコミュニティ形成、パーマカルチャー、地域通貨やコーポラティブ銀行など、サステナブルな生活を目指す世界のエコビレッジの紹介をはじめとしたものたち。
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5月15日、東京代官山で会えたらいいですね。
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by shuxaku | 2005-05-08 23:55 | +++ Life +++
蛙鳴始のころに
今日久しぶりにゆっくり部屋で過ごした。
起きてすぐに、ご飯を作って、掃除をして、中国で買ったお茶を飲んだ。

iPodをスピーカーにつないで、音楽をかけ、
ベッドにごろんと横になって、読みかけの本を開く。

開けっ放しの窓から気持ちよい光と風が入ってくる。
こんな太陽が上にある時間に、ベッドの上で横になっている。
ただそれだけなんだけど、すごく贅沢に感じる。

仕事がない日も、何かしなきゃしなきゃと変に動いていることが多いから、今日みたいに
部屋でゆっくりできるのは中国から帰ってきてから初めてかもしれない。

この連休の間、一度も千葉から出ていない。
フリマに行ったり、バドミントンしたり、フリスビーしたり。
魚釣りにも行った。
そして海辺に座って夕日眺めたり、緑の中を散歩したり。
ちょこちょこ仕事はあるものの、すごくリラックスした気分。

b0069430_932780.jpg今日、読んでいた本は村山由佳の『天使の梯子』。
いわゆる恋愛小説というジャンルだが、このジャンルの本を読んだのは一年以上ぶり。
だからなのか、、文章のひとつ、ひとつがすごく素直に心に響いてきた。
もともと好きな作家ではあるけれど、こんなに心が動かされるなんて予想もしていなかった。

夕方、木のブラインドの隙間から午後の優しい光が部屋にふりそそいでいた時間に、
ベッドの上で静かにこの本を読み終えた。




雨の日に部屋の中で読む本もいいが、こんなに晴れていて、室内で過ごすには
もったいないと思えるくらい気持ちのよい日に、部屋でゆったり本を読む。
ただ、それだけなのに、生きている事を感じた。
本を読んだから、ってのもあるだろう。

暦では、立夏が過ぎて、『蛙鳴始』も過ぎた。
この国にもいよいよ暖かい季節がやってくる。
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by shuxaku | 2005-05-07 23:56 | +++ Season +++