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打ち合わせはじゃがいも植えから(笑)
日曜日、夕方。
僕は千葉県東金市にある「あいよ農場」にいた。

ここへは、あるイベント企画の打合せでSくんを訪れたのだが、開口一番「すみません、今じゃがいも植えてるんで、よかったら畑を手伝ってもらえませんか?」からはじまった(笑)

すぐ近くの畑に行くと、男女若者3名が農作業をしていた。
今は、ジャガイモを植えているそうだ。
貸してもらった白い長靴に履き替え、いざ畑へ。
とってもふかふかの土で、それだけでとっても気持ちがいい。
「インカの目覚め」、「きたあかり」、「男爵」、「シャドークィーン」など、7種のジャガイモの植え付けをしたのだが、それぞれどういう風に味が違うのか、早速味見してみたい衝動にかられる(笑)
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教わりながら、溝へ種芋を等間隔に置いていった後に、土をかぶせていく。
そして、人生初の管理機デビュー。種芋を植えるための溝を作ったりする機械なのだが、何でも初めてってのは、ワクワクするもんだ。
予想以上に、力がいることがわかって、これをずっとやるのはかなり鍛えられるなって思ったけど、すっごく楽しかった。そして、いつか自分もこれを欲しいと思った(笑)
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ここ「あいよ農場」は、若者3人で運営されている完全無農薬・無化学肥料の有機野菜の農家だ。
野菜にこだわっている都内や千葉のレストランに卸したり、個人宅へ宅配している。
個人宅へは、その時、その時の畑で獲れた旬野菜を詰め込んで、おすすめレシピ・レターを添えてBOXで宅配。どんな野菜が届くかわからないから、待つ方もワクワクだ。

日が暮れた頃、畑作業を終え、Sくんと僕はイベントスペースの下見に向かった。
かなり大きなスペースで、隣には雰囲気のいい雑貨屋、バーもある。
今後、ここで熱い打合せ、企画がはじまることを想像すると、楽しみで仕方ない。

会場を後にしてからはスーパーへ立ち寄って、Sくんの自宅へ。


すごい。
6LDK、広大な庭付きで、家賃が月4万円って。
そんなの聞いたことない・・・(笑)

まもなくして、Sくん手作りの晩ご飯が食卓に並びはじめた。
そこにある米も、ほとんどの野菜も、Sくんの田んぼ・畑で取れた有機野菜たち。

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・セロリと人参の野菜スティック(前菜)
・玄米ごはん
・大根菜とえのきのいためもの
・ヤーコンとニンジンのきんぴら
・豆乳仕立ての豚肉と白菜のミルフィーユ鍋
・味噌汁

野菜も、米も、全てが本当に美味しかった。
Sくんの元気一杯のエネルギーがそのまま入った、うまいご飯に、野菜。
これを作ったS君、すごすぎて、とても25歳だなんて思えない。


食卓を囲みながら、男3人、いろんな話をした。
その中で、僕が知っていることもあれば、はじめて知ったこともある。
けど、どちらにせよ、僕らが抱えている問題であることには変わらず、自分たちの手で少しでもよい方向へ、明るい方向へ未来を創造していかなれればならないと思った。
それぞれ役割は違えど、そういう風に生きていくために、生まれてきたんだし。

例えば、こんな話をした。

スーパーやコンビニの余った食材をムダにしないために、それを豚の餌にすることがあるらしいのだが、そのエサを食べた豚は、体に異常をきたし、難産する確率が高まっているそうだ。「もったいない」と叫ばれ、余った食材をムダにしないという昨今の動きは評価できるが、農薬・添加物までが濃縮され、循環し続けていることが恐ろしい。

それから、最近増えてきているアトピーの話も。
最近、生まれてくる赤ちゃんがとっても高い確率で、アトピーを持っている。
これは、僕もよく聞く話。
S君は、若いお母さんたちに「お子さんはアトピーじゃないですか?」と声をかけると、本当に多くのお母さんたちが「実は・・・」と話しはじめるのだそう。

母体の中でたまった化学物質は、羊水を汚し、結果的に赤ちゃんに影響を与えてしまうのだ。

アトピーはステロイドなんかじゃ、決して治らない。
免疫の機能により、体内にある毒を外に出そう、出そうとする働きが、アトピーという形で体の表面に出てくるのだ。誰にでも発症する可能性は十分にあるのだが、より多くの毒(化学物質)を体内に蓄積させているか、もしくはデリケートな人がなりやすい。
ステロイドは、表面に出てきた毒を体の奥へ隠そう、隠そうと押し込めるだけのもので、決して、根本的に直す薬ではない。

皮肉なことに、これは医者自身が一番良く知っている。
ステロイドを使わなくても、アトピーは治る。
体の中にある毒を排出しきり、水を変えれば治る。以前、自分の知り合いの女の子で、アトピーのために、帽子を深くかぶり、なるべく肌を露出させないようにしている女の子がいた。彼女は20歳を過ぎた頃、突然アトピーになったのだ。20代後半まで彼女は悩み続けたのだが、結果的に、彼女はステロイドを断ち、生活を変えることによって、肌は綺麗になり、アトピーは今のところ落ち着いてる。

今の僕らの環境はアトピーをはじめ、花粉症など様々なアレルギーになりやすい環境になってしまっているが、食べ物をはじめとして、生活を改善することで、間違いなく治ると思っている。


この場では、ここまでの話はしなかったけど、アトピー、アレルギーに対する話も、深く共感できる内容で、本当に社会を変えていく必要があると思う。


それから、しばらくした頃、ニンジンジュースを飲ませてもらった。
ジュースといっても、ただ人参をジューサーにかけただけ。
砂糖もハチミツも、何もいれない。
シンプルだけに、素材の味をごまかすことなんか出来ない。
まさに真剣勝負。
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そのお味は・・・
ただ、ひとこと。


感動・・・。

とっても甘くて、すごく美味い。
独特の人参くささが全くない。
こんな美味いなんて思わなかった。

人参に包丁を入れたとき、それはまるで木のようにみしみしとなった。
とっても固い。
これが有機野菜の特徴だそうだ。

固いのは、細胞構造が密になっているためで、生のときは固いのだそう。ただ、一度火を通すと、密構造のため、熱伝導率が高く、すぐにやわらかくなる。同時に、密構造のため、そんなに煮崩れも起きにくいのだそう。

人参をしばらく放置しておいても、有機の人参は水分が抜けて小さく凝縮されていくのだが、市販の人参は、黒くなって、腐っていく。
つまり、含まれてる水分が酸化しちゃってるんだね。

野菜って、ほんと正直だなぁって思う。

そして、S君は言った。
有機野菜を一部のお金持ちだけの食べ物にしたくない。普通の家庭でも続けられる値段じゃないと意味ないから、出来るだけ、求めやすい価格で、美味しいものを作り続けていきたい、って。

僕も本当にその通りだと思うし、自然食料品で買う有機野菜は高すぎて、毎日買い続けることが難しい。だから、S君の仕事を僕は応援したいと思う。

4月4日、花見でS君の作った野菜たちでゴハンを作りたいなと思う。
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by shuxaku | 2009-02-26 01:54 | +++ Diary +++
イベント案内『スロービジネス見本市』
2008年末、家族で東北旅行をしていた時。

しんしんと雪が降る秋田の旅館で読んで感銘を受けた一冊。

『君を幸せにする会社』 著:天野敦之

その著者・天野さんによる基調講演が聞けるイベントがあります。

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第1回 スロービジネス見本市 「君を幸せにするビジネス」
日時:2009年3月8日(日)12:20開場(13:00スタート)

場所:池袋アカデミーホール(東京都) 
    池袋駅(JR山手線、有楽町線)東口より徒歩5分

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競争し勝ち抜いていくのではなく、
「いのち」と「つながり」を大切にし、
支えあいやお互いさまの気持ちによって成り立つ仕事。

そんな「スロービジネス」へと踏み出した人たちの
プランや実践に触れられる見本市を開催します♪

おカネの「投資」ではなく、
共感や感動を「投志」するゲームを通して
スロービジネスの輪に加わってみませんか?

眼からウロコな基調講演は天野敦之さんによる
「社会も自分も幸せになるために」です!

出展者10名のプレゼン内容はこちら

◆グアテマラの森と人を守る「マヤナッツフェアトレード」
◆化学物質に頼らない「オルタナティブなものづくりラボ」
◆未来を手作りする森の学校 「ゆったりおったりの森 in 横浜」
◆暮らしと仕事のつながり作り「職住一致のまち暮らし」
◆半農半スロービジネスのコミュニティ 「ゆっくり村プロジェクト」
◆電磁波から社会を考える「ちょーでんじビジネス」
◆"わたしの一冊"に出会う「本のとまり木」
◆スローライフ+エコツーリズム「スローツーリズム」
◆子どもたちの将来に光あるビジョンを「13歳のためのまちづくりビジョン 」
◆住むに困らない暮らしを「住(ジュウ)からの自由(じゆう)」

イベント詳細は
こちら

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興味ある方いらっしゃいましたら、右記メールアドレスまでご連絡ください。
ぜひぜひ一緒に熱いひとときを過ごしましょう。
(※自分はイベント関係者ではありませんが・・・)

この日が、自分の将来、日本の未来を見つめなおす、
「きっかけ」のひとつになれば嬉しいです。
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by shuxaku | 2009-02-20 01:01 | +++ Diary +++
Route 214
美味しいゴハンを作るために旅に出た。


前日の晩。

ほうれん草とイワシのパスタに、きゅうりとトマトと水菜のサラダ。
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サラダの味付けは、自然塩、黒胡椒、オリーブオイル、白ワインビネガー。

パスタは自分が作り、サラダは作ってもらった。

飲み物は、温かい高山ウーロン茶。

遅い時間だったので、あまり量は作らなかったけど、シンプルで、美味しいごはんだった。



食後、素敵なバレンタインのお菓子と手紙をもらった。

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お菓子は、パイ生地の上に、チョコ(ガナーシュ)がのって、その上にリンゴ酢でつけたプルーン、アーモンド、アプリコットがちょこんとのっかってるハート型のもの。

パイ生地も、ガナーシュも、リンゴ酢で漬けたプルーンもそれぞれ彼女の手作りで、本当に手が込んでいる。こんなに手の込んだ、バレンタインデーのプレゼントって、生まれて初めてで、すっごく嬉しい。

手紙も、本当に嬉しかった。



その後なぜかカブの漬物を作る展開へ(笑)
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翌朝。

5時に起きて、房総各地の美味しい食材を求める旅へ。

その前に、まずは朝ごはん。

彼女が作ってきてくれた手作りのパンに、自分が誕生日にもらった茶葉で紅茶をいれた。

デザートにりんごをむいた。
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ゆっくり朝ごはんを取り、準備完了。


外へ出ると、どんよりとした曇り空。

春一番の強風で、空の雲がすごい速さで西へ動いている。


早く晴れにするために、神様が雲を早送りしてくれてるんだと冗談を言いながら、

南へ向かって、車を走らせる。


最初の目的地、勝浦から南房総を回っていった。

強風のせいで、朝市は中止だったが、いくつかの商店は開いていた。

さすが漁師町。

スーパーではお目にかかれないような巨大な魚がたくさん並んでいる。

僕らはそこで、獲れたてのキンメダイとメカブを買った。

メカブは、本当に株のように、大きな塊で、スーパーで見慣れたパックものとは異なり、

かなりごっつい。


それからまた車に乗り込み、鴨川へ。

海岸を散歩しているうちに、空は晴れてきて、やがて雲ひとつなくなった。

しかも、2月というのにかなり暑い。

気温は24度。

着ていた服を2枚脱いで、僕はロングTシャツ1枚だけになった。

くじらの町、和田では食卓を飾るための花を摘んだ。

それから、最南端の岬へ。


農産物直売所で野菜を買って、夕方頃帰宅。


部屋の窓を全部開けると、季節はずれの風鈴の音がちりんと鳴った。


それから、2人でごはんの準備開始。

出来上がったごはんはこんな感じ。
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・豆と雑穀ごはん
・さといものさといも和え
・菜の花と紫花菜のゴマだれ
・めかぶの梅がつお
・カブのレモン漬け
・だしをとった昆布の柚子胡椒和え
・房総産キンメのアクアパッツァ
・たまねぎと海草の味噌汁

2人にしては、かなり盛りだくさんなごはん。

手を込めたものは、込めた分だけ、エネルギーが高くなり、気持ちも大きく変わる。

「食べる」という日常の行為の中で、忘れてはならないことを思い出した。

いろんな気づきがあったごはん時間だった。



1人の時も、2人の時も、皆と一緒の時も、

あらためて、ごはんの時間は大切にしたいなって思った。

ありがとう。
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by shuxaku | 2009-02-18 01:42 | +++ Diary +++
感謝、そして思うこと。
銀座一丁目に、東京オフィスがオープンしました。

これが実現できたのは、支えてくれた皆様のおかげです。
本当に、どうもありがとうございます。

自分にとっては目指していた通過点のひとつであり、また新たな第一歩がはじまったので、あとは可能な限り早く軌道に乗せて、存在価値を築いていくことが当面の仕事です。

千葉にある本社との連携、新たな人材採用、既存スタッフの教育、サービスレベルの向上など、やるべき課題・仕事はたくさんあるけど、ひとつひとつ確実に乗り越えながら、社会の役に立つ、感動を創造できる会社作りに励んでいきたいと思います。

あらためて、よろしくお願いいたします。



2009年に入ってから、まだ1ヶ月ちょっとですが、いろんなことがありました。
そこであらためて思ったこと。

人間って素晴らしい、そしておもしろい。

だから熱く生きないといけないんだ、って。


なんだよ、今さら・・・って感じですが、本当にそう実感する機会が多いので書きたくなりました。



昨年のリーマンショック以降、世界経済は新たな局面を迎えています。

日経新聞でも毎日のように、各社の決算「今期は赤字・・・」「営業利益を下方修正」という文字が躍っている中、正直、自分にとっても他人事ではない状況になっています。


仲のよかった取引先が倒産したり、正社員だった友達が会社を解雇されたり、派遣村のことだったりと、社会全体が逼迫しているという印象は強まるばかり。

日本を代表する企業「最強トヨタ」と称される同社の渡辺社長も『厳しさは予想をはるかに上回るスピード、深さで拡大している。かつてない緊急事態に直面している』と述べています。

CM業界も、昨年11月以降、新規の製作を止めるところが増え、電通、博報堂といった大手広告代理店も岐路に立たされているという状況は否めません。

自分の業界の中には、未来が見えないと嘆く人も多く、さらに識者予測では状況はさらに悪化し、来年いっぱいまではこの状況は続くとも言われている状況です。


そんな状況下で、さぁ自分たちに何ができるのか?


これは地球から僕ら人間に対して与えられた試練なんだと思っています。

今のままではダメなんだというメッセージを、どう受け止めて、次に生かしていけるか、これが僕らが考えなければいけない問題の本質なんだと思います。

間違いなく言えるのは、次の世代のためにも、自分たちの手で、少しずつ社会をいい方向へ変革していく責任があります。


考える中で、僕が最初に思ったこと。

それは、独占すること、依存することはもうやめようよ。

これは、自分に対しても、常に言い聞かせていたいことのひとつです。


お互いに、自立した心で、成長を目指し、その過程で成長を目指すもの同士、時には手を差し伸べたり、手をつないだり、これからはそういう社会に変化していくべきだと思います。

いや、人間のコミュニケーションも含めて、社会がそう変わらなければいけないんだと思います。


人間の数だけ、個性があり、それぞれの資質を生かしあって、それを磨き、お互いがお互いを高めあう。今風の言葉で言うなら、コラボレーションかな。

今求められているのは、「個」の力ひとつひとつです。



世の中で起きている事件、事故も、人間が人間を思う心が希薄になってきているからこそ、生まれた結果であり、被害者には申し訳ないのですが、これもある種のメッセージだと捉えることが出来ると思っています。

だから、今。

この、今、考えないといけないと思う。


人間は、全員幸せになりたいと思って、生きているはず。

幸せになりたいから、働いて、お金を貯めて、そのお金で同等の価値のものと交換し、幸せを得ようとする。


あくまでも、最終は「幸せ」であり、決して「お金」ではなかったはず。
これを忘れたら、人間が人間らしく生きれなくなるはじまりだと僕は思っています。

もちろんお金はあったほうがいいですが、ゴールではないはずです。


お金というものは、ひとつのエネルギーのかたちであり、そのエネルギーを、喜ばれること、感動のため、自己成長のため、そういう風にして使っていけばいくほど、大きなエネルギーとして戻ってくる、僕はそう信じています。
世の中は全て循環するのが正常で、エネルギーは滞るべきものではないのだから。

だから、お金の使い方にしても、僕らは考えるべき時に来ているのではないかなとも思います。



「大きいもの、強いものが生き残るのではない。変化に適応できるものだけが残る」
  
                               ダーウィン『進化論』より
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by shuxaku | 2009-02-05 23:40 | +++ Diary +++